労災事故ゼロの看板 | ただジイの独り言(旧:人事コンサルタントのブログ)

労災事故ゼロの看板

 工場に行くと目のつくところに、「労災事故ゼロ、753日間」などという看板が揚がっている。事故がないということは、本当によいことだ。このような看板を掲げることで、作業者にさらなる安全意識を植え付け、来訪者には、「当工場は安全を重視していますよ」ということをアピールしているのだと思う。


 これはこれで、よいことであろうが、あまりこれを強調しずぎると、別の問題が出てくる。

例えば、

1.事故が起きても「事故ゼロ」を続けるために、事故隠しをしてしまう。

2.安全な体制を維持することよりも、表面上の「事故ゼロ」を続けることが目的になってしまう。

3.事故を起こした本人も、「事故ゼロ」の継続をストップさせたくないので、我慢する。

4.「事故セロ」継続が長くなると、作業者は過度のプレッシャーを受けてしまう。 など


 安全管理やコンプライアンスは、結果も大事であるけれど、それ以上に、管理態勢の構築と維持が大事である。表面上の結果ばかり求めると、逆に隠蔽体質になってしまい、本当の管理態勢はできなくなってしまう恐れがある。


 悪い結果を恐れず、見えるようにすることで、本当の管理態勢ができるのではないだろうか。 

 

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