パワハラ
セクハラ(セクシャル・ハラスメント)は権力を使った性的嫌がらせであるのに対して、パワハラ(パワー・ハラスメント)は、上司から部下へ、あるいは先生から生徒への権力を使ったいじめということである。
しかし、このパワハラは部下指導や生徒指導という名目で、なかなか表面には出てこないのが実情である。また、このパワハラは、単なる肉体的な暴力だけではなく、無視する、仕事をさせない等の精神的暴力が多く存在する。
これらを区別する基準として、次のようなことが考えられる。
1. 一定の社会環境内における権力関係がある。(上司と部下、教師と学生など)
2. その権限を利用して、下位のもの(立場上の弱者)に対して継続的に行われる。
3. 権限の範囲を超える言動による人権侵害により、不法に精神的・肉体的損害を与える。
4. その結果、心身の衰弱や雇用(職場)環境の悪化や不安が生じる。
パワハラの加害者にならないように気をつけよう。
パワハラの被害にあっているようであったら、証拠を集めて、すぐに、相談しよう。