ピーターの法則
「階層社会にあっては、その構成員は(各自の力量に応じて)それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。」と言うことである。
言い換えると、「階層社会では、昇進・昇格を繰り返し、その人が平均的(無能)となるような管理層に落ち着く」ということである。
例えば、ある会社では、一般社員が一般として優秀で、係長に昇進する。その係長がさらに優秀であれば、課長に昇進するが、係長の中で優秀でなければ、昇進しない。昇進した課長が、課長の中で優秀であれば、部長に昇進するが、課長の中で優秀でなければ、昇進しない。
すなわち、今の係長は一般職として優秀であったが、係長としては優秀でない人(無能)がやっていることになり、今の課長は部長に昇進できない人(無能)がやっていることになる。
最初は「優秀な一般社員」だったのが、いつのまにか「平均的な」や「無能な」という段階に陥ってしまうということである。
さらに、「時がたつに従って、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない従業員によって占められるようになる傾向がある」とも言っている。
「ピーターの法則-<創造的>無能のすすめ-」(ローレンス・J・ピーター/レイモンド・ハル著、田中融二訳、ダイヤモンド社)より