人事考課制度の作り方4
期待行動の評価
「高い成果を上げるために、やるべきことをしっかりやって欲しい」という期待行動は、業績向上のためには不可欠なものであり、これを向上させることが安定的な業績の向上につながります。
また、この期待行動こそが指導のポイントとなるわけです。
期待行動は、期待成果を達成するために具体的にどのような業務をどの水準で(どのように)行うかということになります。
「何をするか」といことについては、数えきれないほどあると思いますが、ここでは重要業務ということで3~5項目に絞って設定します。
また、「どのように行うか」ということですから、評価基準は文章で表現することになります。すなわち「しっかり行う、模範的に行う」とはどうすることなのかを文章で表現し、そのように指導するとともに評価をしていくわけです。
それぞれの業務について、「模範的に実施している」とはどのように実施することなのかを具体的にしていけばよいわけです。
評価基準を作るという風に考えると、「大変だ」と感じるかもしれませんが、実はこれが「当社のノウハウ」であり、成果を上げる方法なのです。
これを作成し、公開して、指導することで、会社の業績が上がるのです。