社内での昇格問題作成 | 人事コンサルタントのブログ

社内での昇格問題作成

 社内で昇格試験の問題を作ろうと思っていますが、どのように考えればよいでしょうか。

 

 昇格試験の目的は昇格にふさわしいかどうかの判断をすることなのですが、その判断の観点を「昇格したいという熱意(昇格に向けての努力)」と「昇格にふさわしい素養(日頃からの努力)」の2点に分けて、その観点から問題を作成するようするとよいと思います。

 

・ 昇格したいという熱意(昇格に向けての努力)

 
 昇格試験対象者に事前にテキストを配布(指定)し、その中から出題します。勉強すれば誰でも満点が取れる内容とします。

 
 このテキストは、この機会にぜひ勉強して欲しい内容のものとし、昇格の有無にかかわらず本人にプラスになるものを選定します。

 
また、過去1年間の会社の出来事(会社方針、朝礼、会議、社内報などで公表されたもの)からも出題するようにし、会社に関心をもっていれば、誰でもわかるようにします。

 

・ 昇格にふさわしい素養(日頃からの努力)

 
 昇格する等級として身につけてほしい素養(一般的教養)を昇格試験に組み入れることで、日頃から社会の出来事に関心を持ち、基本的な教養を自ら身につけるようにしむけます。

 
階層に応じて、部下指導や経理財務知識、仕事の進め方や報連相などに関する問題を組み込みます。

 

なお、昇格試験の問題は、昇格選考終了後公開し、次期受験者の参考資料とします。

 

この試験問題を公表するということは非常に大事なことで、これによって会社が昇格する社員に何を求めているかが社内に浸透することになり、それを知った一般の社員が日頃からそれらを意識するようになります。

 

なお、当社でも昇格試験問題を作成しておりますで、ホームページ「昇格試験」 をご覧ください。

 

仕事の基本」研修動画(10分)もご覧ください。

  

JK式人事考課制度の作り方動画(24分)もどうぞ!

       

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