フィードバック面接の流れ
人事考課をした後、本人に結果をフィードバックすることになりました。どのような流れで、どのような話をすれば良いのでしょうか。
評価育成面接(フィードバック面接)の流れは次の通りです。
1.導入
話しやすい雰囲気を作るため、軽い話題から入る。(趣味、家族など)アンラッキーがあればそのことも。
2.主旨説明
面接の目的を確認する。
3.自己評価
部下の自己評価を聞く。(成績考課を中心に)
4.上司評価・意見交換
上司の評価を話す。客観的に事実を示しながら話す。部下評価とちがう場合は、まず、なぜそのように評価したのか、部下の考えを聞き、その後、上司の考えを述べ理解を求める。
5.原因・理由
仕事がうまくいった理由や、うまくいかなかった原因を考えさせる。
成功要因・失敗原因を確認し育成項目をピックアップする。
6.部下振り返り
その他、勤務態度等で反省点がないか確認する。
7.注意すべき点
勤務態度等でマイナスの行動があればここでもう一度注意する。
「~~はいけないよ」ではなく「~~してくれればよかったな」という風に肯定的表現にする。問題点が大きければ育成項目に上げる。
8.ほめるべき点
勤務態度等でよい行動があった場合はここでほめる。
9.育成すべき点
能力考課のマイナス点、またはプラス点でもっと伸ばしたい項目、勤務態度でのマイナス点を育成項目としてあげ、確認する。
10.エンディング
積極性でのプラス点を最後に話し、終了。
育成面接では、結果の評価フィードバックのみで終わるのではなく、成功要因・失敗原因を確認し育成項目をピックアップし、今後の改善に結びつけることが大切である。