人事制度改革 | 人事コンサルタントのブログ

人事制度改革

 2代目社長です。先代社長の時代から引きずってきたしがらみを断ち切りたいと「人事制度の改革」に取り組もうと思っています。その際、どのような点に注意すればよいでしょうか。

  

 進め方そのものは、色々な状況によりますから、ここでは言及しませんが、一番大事なことは目的を履き違えないと言うことです。

  

 人事制度の構築や導入を進めていく過程で抵抗が大きいと、その抵抗に対抗しようという気持ちがだんだん大きくなり、導入することが目的になってしまうことがあります。

 

導入してひと安心。導入することにエネルギーを使い果たし、その後の運用まで手が回らなく、呼び名などは変わったが、結局は今までとほとんど変わらないということがあります。

 

人事制度改革を推し進めることは次のような意味があります。

 

1.人事制度を作ろうとすることで、今まであやふやだったものがになる。

 
2.人事制度を導入しようと説明することで、会社の考えが浸透する。

 
3.人事制度を運用しようとすることで、管理者の教育を行う。

 
4.人事制度を運用することで、納得性や信頼性が高まり、業績向上に結びつく。

 
5.これら一連の流れがあってはじめて、「制度改革」の効果が現れる。

  

制度の構築・導入だけでなく、しっかり運用して、「制度改革」の効果を実現させていただきたいと思います。