他の場所にいる部下の評価方法は?
考課者と被考課者が違う事業所に在籍しており、普段の行動が見えない場合、どのように評価すればよいのかわからない。
評価のために仕事をしているわけではありませんから、特別にチェックするとかの必要はありませんが、通常業務の中で部下の仕事振りをよくみておく努力は必要です。そしてその中で知りえた事実で評価することになります。
成果に関する評価項目は、目標(与えた仕事)の達成度を見るわけですから、離れていても結果を見ればわかります。
そのような結果になった事情を本人から聞いたり、関係者からの情報を本人に確認したりして、取り組みの状況を確認し、その妥当性から能力や行動に関する評価項目の判定をします。
ここで注意したいのは、周りの情報だけで判断するのではなく、本人に確認してから評価に反映するということです。
仕事の結果を見れば成果に関する評価ができ、また、その結果になったのは何か理由があるはずです。その点を確認すれば、能力や行動に関する評価項目の判断もできます。
判断する事実や情報がない場合は「特に問題なかった」と判定します。
職能資格制度の能力考課については、判断する事実がなかった場合は、前年の評価点を保障します。