評価調整会議のポイント
「評価調整会議」が、評価のすり合わせには効果的であり最大のポイントだと思います。これがしっかりできれば、確かに評価の質は高くなり、今できていないフィードバックもしやすくなります。
しかしながら、どうしても「誰々は5点だ、4点だ」というすり合わせになってしまう可能性は高いと感じています。
「誰々のこのような行動は5点に値する、誰々のこのような行動は2点に値する。」という会議にするためにはどうすればよいでしょうか。
おっしゃるように「評価調整会議」を実施することは重要です。
この「評価調整会議」を2つに分けて実施なさると混乱が解消できます。
● 一つは「評価基準すり合わせのための調整会議」です。
これは、2次考課者(部長クラス)が1次考課者(課長クラス)を集めて行うもので、被考課者のどのような事実に対して、どのような評価をしたかの確認、すり合わせ行うことが目的です。
ここでは、誰のどのような行動がどのように評価するかが議論されます。
実存部下を使っての人事評価の事例研究のようなものです。
過去に人事評価研修で事例研究を行ったことがあれば、その要領で行うと良いと思います。
● もう一つは、「総合評価(処遇)の最終決定する調整会議」です。
これは、考課決定者(事業部長)が2次考課者(部長クラス)を集めて行うもので、人事部門からの集計表を基に、総合評価の整合性、バランスを確認し決定します。
ここでは、誰が何点(総合評価)ということが議論されます。
この様に分けて行うことで、混乱を避ける事ができます。
なお、この様な調整会議は人事評価研修を継続的に実施して
ある程度の人事評価に対する意識と知識の高い人達が行なって
初めて意味のあるものになります。
人事評価は部下という人間の評価ではなくて、部下の行った行動と成果の評価であるという人事評価に対する知識と意識を高めることが必要です。
以上、よろしくお願いいたします。