人事考課の基本1
1.人事考課と評価
評価とは「物の善悪・美醜などを考え、価値を定めること」、人事考課とはその評価の中で「仕事上の行動や結果、能力を評価すること」である。古くは「律令制で、毎年各官司の長官が官吏の勤務成績を評価すること。」を「考課」と言った。
仕事をする中で、誰をどのように評価するかということは、基本的に自由である。
気に入ったとか、ウマが合うとか、いろいろあるが、どう思うかは自由である。そして、それにあった付き合いをすればよいことである。
自分にとって都合がいい人、都合よく対応してくれる人が、よい評価になるので当然のことである。
ただ問題は、そのような個人的な判断で人事考課を行ってしまうことある。人事考課と評価とは別物である。
人事考課は、個人的な判断ではなく、仕事上の行動と成果を決められたルールと基準で評価することある。