判断力の評価
判断力の評価の仕方がよくわかりません。人のほとんどの行動は、その人の判断によるものだと思うのですが、そのうちのどれが判断力に該当するのかが分かりません。
そうですね。何事も判断といえば、判断になってしまいますね。
例えば、遅刻をするもの家を出る時間の判断ミス、協力するかしないかもその時の判断、お客様に強くすすめるか引き下がるかもその時の判断、部下を厳しく叱るか軽く注意で済ますかもその時の判断ということになってしまいます。
ですが、人事考課では次のように考えます。
1.明らかにわかっていることを「する」「しない」のは、判断力ではなくて、勤務態度考課(情意考課)の項目で評価する、ということです。
遅刻をするのは明らかにいけないことなので、これは判断力ではなくて、勤務態度考課(情意考課)の規律性で評価します。
仕事を一生懸命する・しない、困っている人に協力する・しない、なども同じです。
2.人に対しての判断は、判断力ではなくて折衝力や指導力で評価します。
相手がわかりやすいようにグラフを選んだり、書き方を変えたり、言い方を選んだりするという「判断」は表現力で評価します。
同僚、上司、お客様、取引業者などにわかりやすく説明し、押したり引いたりする「判断」は折衝力で評価します。
部下、後輩に対して、ほめたり叱ったりする「判断」は指導力で評価します。
3.判断力は、課題・問題、トランブルなどに対して、状況を的確に把握して、今後の方向性を決めたり、選択したりすることに対して、うまく出来たかどうかを評価します。
4.決まった方向性に基づいて、具体的に計画を立てたり、工夫したりする「判断」を、工夫力、計画力、企画力などで評価します。
何かを判断することと、人事考課の判断力とは別モノと割りきって考えると良いと思いますよ。
例えば、一般的にいう協調性「人付き合い良い」ということと、人事考課の協調性「他人の仕事を応援する」こととは別に考えたほうが良いのと同じです。