うなぎの土佐焼き
先週浜松出張の時、目の前で鰻をさばいてくれるお店があるというので、行ってみた。
小豆餅というバス停のまん前にある「なかや」というお店であるが、中に入ると7~8人が坐れるL字型のカウンターの中で、主人が鰻をさばいていた。
うな重のほかは、鰻の蒲焼きと塩焼きと土佐焼きしかメニューがないようだった。「鰻の土佐焼き」というのは初めてだったので、その土佐焼きを注文してみた。
注文するとLカウンターの角においてある桶から、活きた鰻を取り出して、目の前でさばき始めた。テレビでは見たことがあったが、生で見るのは初めてだ。
釘のようなもので頭を刺して固定して、あっというまにきれいにさばいて、串にさして焼き始めた。他の注文も同じように、スピーディにさばいている。さすがプロ、ほんとリズミカルで見ていても飽きない。
そのうち、鰻が焼きあがって、「鰻の土佐焼き」が目の前に運ばれてきた。鰻のしろ焼きにねぎとポン酢をかけたもののようだ。
鰻というと蒲焼きでこってりというイメージがあるが、これはあっさりしていて、それでいて身はもっちりで、絶妙の食感でとてもおいしかった。
「鰻でこんな食べ方があるのだ」とまた一つ勉強した。