高速料金値下げ
全国的な高速道路料金の値下げに先立ち、東京湾アクアラインと本州四国連絡橋で休日(土日祝日)の通行料を上限1000円にする割引が始まった。
値下がりすることはいいことなのだろうが、ちょうど1年前のことを思い出すと、素直に喜べない。
昨年、ガソリンの暫定税率を廃止するかどうかの議論の中で、ガソリンを値下げすることはガソリンのムダ使いにつながり地球環境保護に逆行するという意見が政府高官から出ていたように思う。(同じようなことを行っているコメンテーターにも多数いたような気がする)
確かに当時は、環境サミットの影響もあり、何でもかんでも環境問題にからめて正当化する論調が目立ったのだが、・・・
ところが、今回の「高速料金値下げ」はどうだろう。土日祝日のみ適用ということで、業者ではなく個人のガソリンのムダ使いを奨励する対策である。
目的は「景気対策」ということであるが、環境問題はどこに行ったのだろうか。