内定取り消し? | 人事コンサルタントのブログ

内定取り消し?

 私は、すでに内定を受けており4月より就職する予定なのですが、ある疾患をもっておりまして、昨年手術を受けました。今現在は特に症状等なく医師からも問題ありませんと言われましたが、就職予定の企業には疾患のこと、手術のこと等を報告しておりません。

 報告の義務は承知しておりますが、そのことで内定が取り消されることはありますか。


 あなたは、ある疾患をもっていることや昨年手術を受けたことが原因で内定取り消しになるのではないかと心配しているわけですね。

 

 基本的には、「相応の理由」がなければ内定取り消しはありません。内定の通知書類が届き、ちゃんとした手続きをしているのであれば、法的にも保護される可能性が高いでしょう。問題は、あなたが「ある疾患をもっていることや昨年手術を受けたこと」を伝えていないことが内定取り消しの「相応の理由」になるかどうかです。

 

 完治していて、仕事に全く影響ないのであれば、「相応の理由」にはなりえません。
完治せずに持病となっている場合でも、仕事に全く影響ないのであれば、「相応の理由」にはなりえません。ただ、この場合、その持病が仕事に影響があるかないかは、本人の判断ではなく、会社のほうが判断します。早く、状況を話したほうがいいのではないでしょうか。

 

 あなたが内定取り消しは困ると思っているように、企業の担当者も内定受諾取り消しに恐怖を感じています。早く相談したほうが良いと思います。

 
 もし、黙っていて、後でそのことが原因で仕事に影響が出るようなことがあれば、他に迷惑をかけるだけでなく、自分の将来にもさまざまな負担が重なってきます。
 
 内定のことだけでなく、その後、仕事を続けていくことも含めて考えてください。