■ 業績連動型賞与
1 成果配分方式で考える
一定期間において、企業が上げた業績の一部を、貢献の度合いに応じて社員に配分する(賞与に上乗せする)、あるいは、賞与総原資とするという方式で考える。
事前に基準と割合を社員に明示することが必要である。
また、経営数字についても、社員に対してガラス張りにしないと、信頼を得られない。
2 いろいろな成果配分方式
● 売上高基準
(当期売上高×平均売上高対人件費率-当期既払人件費)×一定率=賞与総原資
(実際の売上高-予算売上高)×一定率=通常賞与に加算する額
例 従業員50人のA社
(実際の売上高-予算売上高)×3%=通常賞与に加算する額
売上予算30億円に対して実際の売上32億円
600万円が賞与追加原資(一人当たり12万円上乗せ)
売上予算は前期末に売上計画を作成し、労使で合意
● 付加価値基準
当期付加価値×平均(標準)労働分配率-当期既払人件費=賞与総原資
例 従業員100人のB社
今期売上高40億円、付加価値率25%、平均労働分配率44%の場合
一人当たりの平均賃金年間320万円
40億×25%×44%-(320万×100人)=1.2億円
2億÷100人=120万円=一人当たりの平均賞与支給額
上記式で、当期既払人件費に最低保証の賞与分も含めば
当期付加価値×平均(標準)労働分配率-当期既払人件費=成果配分額
● 営業利益基準
6カ月間の営業利益×一定配分率=6カ月間の成果配分額
● 経常利益基準
当期経常利益×(1-税率)×一定配分率(1/3)=当期の成果配分額
当期経常利益×一定配分率(1/4)=当期の成果配分額