○ 「狂牛病(人類への警鐘)」
・ 狂牛病とは
狂牛病は、1985 年にイギリスで初めて発生した(公に認められたのは86年)。以来、世界こ広がり続け、現在、100カ国で狂牛病が発生しているという。病気の原図よ「プリオン」という蛋白質。病気にかかった牛の脳にはスポンジ状の空洞ができ、中枢神経が機能しなくなる。潜伏期間は普通2-8年で、人間にも感染する。 2001年6月末現在、イギリスでの発症者は102人で、うち96人が死亡。フランスでは3人、アイルランドで1人が犠牲になっている。「一度かかれば、ほぼ100%死亡する」という事実が人々を恐怖に陥れている。
・ なぜ、狂牛病は広がったのか?
狂牛病は、ブリオンが引き起こす「スクレイビー」という病気にかかった羊のくず肉や骨、およびそれらから作った「肉骨粉」を牛に与えたために起こったとされる。イギリス政府は88年には肉骨粉をはんすう動物に与えることを禁じたが、そのー方、製造までは禁止せず、島や豚などに与えることは認めた。肉骨粉は廃棄物を利用するため価格が極端に安く、できるだけそれを使い続けたかったからだ。こうした経済の論理の優先が病気の拡大を招いた。
・ 狂牛病をめぐる騒動から学ぶべきこと
狂牛病騒動は、今の畜産経営の過剰な商業化、効率化に警鐘を鳴らした。安いからといって、羊などのはんすう動物から作る肉骨粉を、同じはんすう動物の牛に与えるのは共食いであり、自然こ反する。牛の健康のため'こは、牧草など繊維質を多く含むえさを与えるなど、「自然な畜産」がもっと考えられてよい。 消費者側も自らの食生活を見直す必要がある。今日、安い輸入食材が激増しているが、ともするとその素性を知らぬまま口にすることが増えている。安さを喜ぶだけでなく、時には今の食生活に疑問の目を向けることが、災いを未然こ防ぐことにつながる。
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