◇ 安全の値段?
2004年2月、米国のBSE(牛海綿状脳症 狂牛病)の影響で、牛丼が食べられなくなったと、テレビや全国紙などマスコミ挙げて大騒ぎである。はて? そういえば、今年も2月11日も大騒ぎだったな。
BSEの問題で米国産牛肉の輸入が禁止され、牛丼の販売が中止になった。私は牛丼のファンではないが、輸入の禁止の是非について色々が議論がある中、疑問に思うことが2つある。
まず、「日本が全頭検査しているから、アメリカも全頭検査すべきだ。」という意見であるが、自分たちがしていることを、相手にも求めるというのは、ちょっとおかしいと思う。問題はアメリカ産の牛肉の安全性の問題であり、日本が全頭検査していようがいまいが関係ないことである。科学的にあるいは客観的にアメリカ産の牛肉が安全かどうかの判断ににより、輸入すべきかどうか決定すればいいことであり、日本がどうしている、云々は関係ないことである。
このような論調は、他の事件でもよく耳にする。
巨額脱税事件に対して、私たちはちゃんと払っているのに、・・・・・・・・
公務員の天下り役員に対して、私たちは一生懸命仕事しているのに、・・・・・・・
政治家の汚職事件に対して、私たちはまじめに働いているのに、・・・・・・・ など、すぐ「私たち」と比較して、相手を批判しようとする。「私たち」がどうであろうといけないことはいけないのである。それじゃ、「私たち」がしていたら、相手もしてもいいのですか?日本が全頭検査していなかったら、肉の安全性にかかわらず、全頭検査しなくてもいいのですか?と言いたくなる。
それから、安全にはコストがかかるということである。安全安心というが、「どこまでコストを掛けますか?負担しますか」という議論が抜けている。もし仮にアメリカが全頭検査を実施しそのコストを牛肉の値段に上乗せしたら、吉野家の牛丼は復活するのだろうか?安いからアメリカ産の牛肉を使う(もちろん味もあるが)わけであり、高ければ使えなくなってしまう。牛丼も安いから人気なのであって、高ければどこまで売れるのか?
やはり冷静に、安全に対してどれだけのコストが負担できるのかを検討すべきであり、感情的に安全安心と叫んでるだけでは問題の解決にはつながらないような気がする。
「 1万円払えば90%の安全を保障します。
10万円払えば99%の安全を保障します。
100万円払えば99.9%の安全を保障します。
1000万円払えば99.99%の安全を保障します。
1億円払えば99.999%の安全を保障します。
1兆円払えば99.999999999%の安全を保障します。 」
という場合、どこで折り合いをつけるかの問題だと思う。
アメリカが100万円で99.9%の保障で良しと思っており、日本ではコストは考えずに限りなく100%に近い保障を求めているような気がする。感情論ではなく現実的に議論することが必要ではないだろうか。
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BSEの問題で米国産牛肉の輸入が禁止され、牛丼の販売が中止になった。私は牛丼のファンではないが、輸入の禁止の是非について色々が議論がある中、疑問に思うことが2つある。
まず、「日本が全頭検査しているから、アメリカも全頭検査すべきだ。」という意見であるが、自分たちがしていることを、相手にも求めるというのは、ちょっとおかしいと思う。問題はアメリカ産の牛肉の安全性の問題であり、日本が全頭検査していようがいまいが関係ないことである。科学的にあるいは客観的にアメリカ産の牛肉が安全かどうかの判断ににより、輸入すべきかどうか決定すればいいことであり、日本がどうしている、云々は関係ないことである。
このような論調は、他の事件でもよく耳にする。
巨額脱税事件に対して、私たちはちゃんと払っているのに、・・・・・・・・
公務員の天下り役員に対して、私たちは一生懸命仕事しているのに、・・・・・・・
政治家の汚職事件に対して、私たちはまじめに働いているのに、・・・・・・・ など、すぐ「私たち」と比較して、相手を批判しようとする。「私たち」がどうであろうといけないことはいけないのである。それじゃ、「私たち」がしていたら、相手もしてもいいのですか?日本が全頭検査していなかったら、肉の安全性にかかわらず、全頭検査しなくてもいいのですか?と言いたくなる。
それから、安全にはコストがかかるということである。安全安心というが、「どこまでコストを掛けますか?負担しますか」という議論が抜けている。もし仮にアメリカが全頭検査を実施しそのコストを牛肉の値段に上乗せしたら、吉野家の牛丼は復活するのだろうか?安いからアメリカ産の牛肉を使う(もちろん味もあるが)わけであり、高ければ使えなくなってしまう。牛丼も安いから人気なのであって、高ければどこまで売れるのか?
やはり冷静に、安全に対してどれだけのコストが負担できるのかを検討すべきであり、感情的に安全安心と叫んでるだけでは問題の解決にはつながらないような気がする。
「 1万円払えば90%の安全を保障します。
10万円払えば99%の安全を保障します。
100万円払えば99.9%の安全を保障します。
1000万円払えば99.99%の安全を保障します。
1億円払えば99.999%の安全を保障します。
1兆円払えば99.999999999%の安全を保障します。 」
という場合、どこで折り合いをつけるかの問題だと思う。
アメリカが100万円で99.9%の保障で良しと思っており、日本ではコストは考えずに限りなく100%に近い保障を求めているような気がする。感情論ではなく現実的に議論することが必要ではないだろうか。
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