「変革するはわれにあり」 | ただジイの独り言(旧:人事コンサルタントのブログ)

「変革するはわれにあり」

 日本では今、明治以来形成されてきた政治・経済・社会構造を翻す「100年単位での大転換」が進んでいる。それは、次の7つである。

1 右肩上がりの時代の終わり
 少子化による人口の減少などにより、これまでの「成長、増大」路線がー大転換期を迎えた。

2 失われた霞ケ関パワー
 明治以来の中央集権構造が崩れつつある。

3 「生産」から「生活」へ
 日本人の特徴であった「勤勉性」という価値観が失われつつある。

4 「拡大」から「縮小」へ
 社会や暮らしの面で、「小さいにとは良いこと」とする新たな方向性が出てきた。

5 「開発」から「回復」へ 
 脱ダム宣言など、開発から環境回復へと方向転換が進んでいる。

6 「官」から「民」へ 
 民間の意向を無視して官が進めてきた政策'は次々と破綻、代わってNPOなどの民間が活躍し始めている。

7 「普遍」から「固有」へ
 明治以来、グローバル・スタンダードに盲従してきたが、日本固有のものを見直す動きが出始めている。

 現在の日本の「閉塞状況」の原図は、これらの変化に対応できる構造をいまだ用意できていない点にある。
 日本が復活するには、「地域」からの「独立分権革命」を起こす必要がある。変革は常にこ「地域」「辺境」から起こっている。
例えば、米国では「ニューディール政策」や「サイバー・フロンティア」など、いつの時代も「フロンティア(辺境)」を設定して苦境を乗り越えてきた。
日本でも、明治新政府をつくったのは「薩長土肥」を中心とする僻地の外様大名だ。

 なぜ「辺境」から改革が起こるかというと、それは「小さいものは動かしやすい」からだ。巨大組織では利権、慣行など様々な問題力絡んで小回りがきかないが、組織が小さいと、小さな力で変革することができる。 
 この点で、IT革命で世界的な成功を収めた北欧諸国は、見習うべき点が多い。



著者: 月尾 嘉男
タイトル: 変革するは我にあり―独立分権宣言!