「史上最強のリーダー シャクルトン」  | ただジイの独り言(旧:人事コンサルタントのブログ)

「史上最強のリーダー シャクルトン」 

 南橋探検失敗後、2年間の漂流を経て隊員全員生還という奇跡を成し遂げたシャクルトンに学ぶリーダーシップ。

◆ リーダーシップの磨き方
1 他人を思いやる気持ちと責任感を養う。部下の人生に対しては、自分が思う以上に大きな影響を与えているものだ。
2 何かを決めたら、難しくてもやり遂げる。
3 ワクワクするような職場つくりに努める。能率を上げるためには、前向きで明るい職場環境が重要だ。
4 自分の仕事の範囲を超えて、学習や付き合いの幅を広げること。物事を別の観点から見ることができれば、問題にぶつかった時柔軟に対処することができる。
5 変化の激しい世界では、方向転換して新たなチャンスを捕らえ、新たなスキルを学ぶことを恐れてはならない。
6 後退や失敗を利点に変える方法を見つける。自分が前進する好機となる。
7 過去の失敗に学ぶ。自分の失敗だけでなく、他人の失敗からも学ぶ。
8 いかなる犠牲を払っても目標を達成すると主張してはならない。適切なコストで達成すべきであり、部下に過大な負担をかけてはならない。
9 ライバルを公に批判しない。紳士的に競い合う。いずれ協力を仰ぐことがあるかもしれない。

◆ 忠実で結束あるチームのつくり方
1 行動する前にじっくりと観察する。初めての場所なら特に必要。
2 部下に関係する情報は進んで公開する。十分な情報があれば、部下も積極的に関与しようとするし、備えもできる。
3 仕事の秩序を確立し、手順を決める。これによって各人の持ち場や何をなすべきかがわかる。訓練しだいでは自分にもできるという感覚が身につく。
4 些細な仕事から難しいものまで、一人の人間がいくつも仕事を経験するようにして、旧来の階層や派閥を打ち破る。
5 可能な限り、一つの作業を共同で行う。これによって信頼と尊敬、さらいは友情が生まれる。
6 報酬や仕事量、罰則は公平に分け合う。公平でないと、誰もが嫌な思いをする。
7 自ら模範を示す。指示した仕事については時折助言する。これによって、仕事に高い基準を設けることができる。その仕事を重視する姿勢を示すことができる。
8 頻繁に集まる機会を設けて結束を強める。形式張らない昼食会などを開き、従業員が仕事以外で自由に語り合える場を増やしてもよい。

◆ 全員で危機を乗り越える方法
1 危機が発生した場合、直ちに部下に話をする。リーダーが責任を負い、行動計画を示し、支援を求める。必ず事態は好転すると絶対的な自信を示す。
2 不必要な中間の階層は取り除く。危機的な状況では、直接指揮をとるのが効果的だ。
3 選択肢をいくつか用意し、綿密に検討する。
4 供給と業務の流れをスリム化して、スピードダウンを避ける。
5 部下が軌道を離れないように、適宜チェックする。人は時間とともに、危機が当たり前だと考えるようになり、関心を失うものである。
6 不満分子は自分のそばにおいておく。不満分子を取り込み、支持を取り付ける。
7 緊張を和らげる。極度の緊張状態では、ユーモアで部下をリラックスさせるとともに、忙しくさせる。
8 過去にこだわらない。過去の失敗を悔やんだり、どうにもならないことを気に病んで、時間や労力を無駄にしない。
9 助言や情報は多方面から求める。ただし、最終的には自らの良識に基づいて決断すべきだ。
10 危機を乗り越えるために、全員を巻き込む。
11 忍耐強くあれ。事態の推移を見守るのが最良の選択である場合もある。
12 不人気な考え方を理解してもらうには、部下に十分な時間を与える。




著者: マーゴ モレル, ステファニー キャパレル, 高遠 裕子
タイトル: 史上最強のリーダー シャクルトン ― 絶望の淵に立っても決してあきらめない