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先ほど映画好きの知り合いから今年もハロウィンパーティするので是非今回の自分の仮装を見て欲しいとメールがありました。
ハロウィン。つい近年まであまり日本人が関わってこなかったキリスト教の祭典でございます。私が高校生の頃ハロウィンといえばハードロックバンドの名前かホラー映画のタイトルという程度の認識でございました。その後アメリカで日本人留学生がハロウィンの夜に人の家の庭に入り込んで家主に撃たれたり、ハロウィンのリンゴの中にカミソリを入れたというような陰惨なニュースがU.S.Aから入ってきてハロウィンが恐ろしいと思う前にアメリカ人自体に恐れを感じておりました。
さてそんなハロウィンでございますが巷仮装をしてパーティをするという文化が数年前より日本でも盛り上がって来ております。私が経営していたクラブバーでもハロウィン前後の週末には毎年ハロウィンパーティを開催しておりました。
今宵はハロウィンの仮装に関するお話
題して
「まだ間に合う2013ハロウィンコーディネイト」
でございます。
多い時で60人ほどが来客した事がある私の店でのハロウィンパーティですが未だに忘れられない仮装をしていた人が何人かいます、それはただ仮装のコスチュームがイケていただけではなく小物や行動にまで徹していたのでございます。
例えばある友人はスーパーマリオの仮装をしていたのですがオーバーオールに赤いTシャツと帽子だけという凡庸なマリオの仮装だけでは自分の収まりがつかなかったのでしょう、「天狗さん、アイテムあるんですけどここで開けていいですか?」とご丁寧に私に断りをいれた上でオーバーオールのポケットからスーパーで買ったばかりのエリンギ茸をラップから剥いてむしゃむしゃと食べだし「これでスーパーマリオなれましたわ」と右手を上に挙げ天井を叩くかのようにジャンプしておりました。
最後まで全く誰だかわからなかった人もいます。これもなかなかナイスな仮装だと思います、私も若い自分最後まで誰だかさとられぬままパーティに参加した事がありましたがフェルゼン公爵とマリー・アントワネットのようなロマンスめいたものは全くなくただただつまらぬ田舎の飲み会で終わっていました。
そうなのです、ハロウィンパーティで重要なのはみんながっつり仮装をして楽しむということでございます。どうもそういったところが内気な日本人はこのようなことが不慣れなせいもあって仮装をしている人間の数が少なかったり極めた仮装をしている者だけが浮いてしまうようなパーティになってしまいがちですがそれは良いパーティとはいえません。
恋人同士や友達とキャラクターを併せるのもよいと思います、私もガールフレンドとメタルギアのキャラクターの仮装をした事があります。怒らせると歩行型核発射兵器メタルギアより恐ろしかった彼女もわざわざカラコンまで購入しご機嫌で極めておりましたのを記憶してございます。
しょぼい低級な仮装で参加するくらいなら家でこっくりさんでもしている方がマシなのですからせっかくのハロウィンパーティはドレスアップメイクアップで楽しんで欲しいものでございます。
最後に一番記憶に残っている仮装をした人の話。彼は過密な仕事の合間をぬって来店、当然仮装を考える時間もなかったのでしょう。しかしそこは彼の機転の利くところ、ピンチを最大のチャンスに切り替えたのです。カウンター越しの私に「じゃあトイレで着替えてきます、今回のテーマはホモサピエンスってことで」と言い残し3分後に一糸纏わぬホモサピエンスがトイレから出てきました。彼は退店するまで立派にホモサピエンスでございました。これが良い事なのか悪い事なのかという認識は皆様に委ねるとして少なくともクレイジーな私の店のハロウィンパーティが異常に盛り上がったのは言うまでもありません、要は場違いな事をしなければよいのですから雰囲気的にOKならばそれでよいのです。
場違いといえば5月頃開催された神戸センプラ系アニソンパーティDドライヴに私がカレーを売りに行っていた時に知り合いの50歳近いライヴハウスの女性オーナーが何を思ったのか筋肉質な体に白い短パンとタンクトップというサラ・コナーのような出で立ちで後からやって来ました。アニソンパーティでみんながコスしているから自分もと勘違いなされたのでしょうか?私が販売するカレーブースの近くに寄ってくるものですから他のお客様が遠のいて非常に迷惑だったのをおぼえております。あの格好はスカイネットが人類を滅ぼしてからにしてください、みんな目のやり場に困っておりましたのを記憶しております。
自分の度量を知る、これは大事な事です。