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私の辿々しい英語を一生懸命理解しようとし目一杯のサーヴをしてくれた心優しく美しい愛すべき女性たちに捧ぐ。
ベトナム料理のブンを食べ腹を満たした私は更に夜の街を散策することにいたしました、前述したかもしれませんが何しろカナダでは酒の飲める店が少ないのです。旅先や休日などは車や乗り物を運転しない限りは朝からでも飲みたい私にとっては結構辛い環境でございます、Wが言ってくれていたように酒屋で酒を買ってホテルに置いておけば良かったとも思ったのですが部屋で引きこもっていてもつまらない上に部屋では喫煙出来ないという究極のシチュエーションに郷に入っては郷に従えという諺に習いこの街のリズムに身を委ねる事にしております。旅行とはこの方が楽しいと私は思っております。お馴染み目抜き通りのヤングstを歩いておりますとBARを発見いたしました、実はチャイナタウンを歩いている時にもBARと書かれた看板を見つけたのですがどうも雰囲気が違う感じだったのでヤングstのBAR The Pickle Barrelへ。
ガラス張りの店内には10人掛けくらいのカウンターに2人掛けテーブルが二つあり奥には4~6人掛けのソファテーブル席が5~6はあるかなり広い店内はまだ早い夕方なのか客もまばらで腰掛けたカウンターには初老の白人男性がビールを飲み終え白ワインを頼んでおりました。さて英語も辿々しいのにどうやって酒の注文をしようかと考えておりましたら背後から「私本日接客の◯◯です、お食事ですか?」と多分このように聞いてきてくれた色の白いアジア系バーテンダレスの可愛かったのが脳裏から離れません。あまりの愛想のよい笑顔が私の顔の30cmほどの距離にあったことに照れてしまいニヤけた顔で「ビール」と注文、お勧めのカナディアンビールを飲んだ。
何か久しぶりにビールを飲んだ気になりました。昨夜もWたちと飲んだのですがゆっくりと腰を掛けてBARで飲めるのだという余裕の気分で薄口のカナダビールを一気に半分程飲み干して考えました、おかわり何を飲もうか?色白アジア系のバーテンダレスは他のバーテンダレスたちと会話したりテーブル客のサーヴをしておりました。見た感じは日本語を喋れそうなアジア顔、いや日本人の顔から発せられる英語は流暢で不思議な気分になります。この娘に似た女性を私は知っていました、やはり神戸で水辺に棲みBARを営んでいたがこの彼女のようにかっこいい仕事はしていなかったなとボストンシェイカーを慣れた手つきで振る姿に見入りながら思っておりました。
おかわりは日本では不人気なフレーバーウォッカのロックを注文することにしました私の辿々しい英語と彼女の笑顔の中にある凛とした接客、何とも不細工な光景だったでしょう。海外でロックを注文すると必ずと言ってよいほど氷の量が少ないのです、氷をがっつり入れて欲しい私は「Ice A lot」と言ってみました。通じるもので「このくらい?」といった感じで彼女は氷をプラスしてくれました。
「Cheers」
軽くステアしたシロックラズベリーフレーバーをコースター代わりの紙ナプキンの上にそっと置きながら決して戯けるようでもなく彼女の会話の声のトーンより少し落としたであろう声でそう言って提供してくれた。
「かっこいい・・・」
私眼が♡になってしまいました。
諸外国のBARやクラブで飲む事はあっても提供の際に「Cheers」と言われたのは初めてかもしれない、それもそのはずヨーロッパ圏やアジア圏ではその風習はないのでしょう。それにしても彼女の「Cheers」はかっこよかった。日本のサーヴならたいてい「どうぞ」か「◯◯でございます」くらいだろう、もちろんそんな文化知りもしなかったがとても洒落ていて素敵でございました。過密に仕事する彼女にでも日本語圏ならば声をかけれたでしょうが語学力のない私ではどうすることもできません、言葉の壁を感じた私は帰国したならば通訳の仕事をしていたという腹を割って赤裸々な私の話が出来る古老に相談してみようと考えながらサクサクとウォッカを飲み干し「Cheers」を聞きたいが為に彼女にお勧めのカクテルを作ってもらう事にいたしました。
彼女が私の為に言ってくれた「Cheers」をその後4回程聞いて店を後にいたしました、ガールズバーなのかという程美人バーテンダレスで回っている店内ですが決して日本のガールズバーではなくあくまで普通の食事のできるBAR。カナダは美人が多いよと誰かが言っているのを思い出しました、私はいまいい国に来ているのだと実感しながらいい感じにアルコールがまわった体を声を涸らしたリンゴ売りのいない氷の世界へ運びました。
夢の中へいってみたいと思った私は路地裏で見つけにくい探し物をポケットから取り出しフ フッ フゥ♫と一服しながらまたふらふらとストリートへ出るとありました、ストリップのお店。日本でのその存在は劇場といった感じなのに比べそこはステージのあるBARといった感じでした。なかなか注文したビールも来ないのにダンサーの女の子たちが視線が合うと「一緒に踊ろうよ」「プライベートダンス見て」と声をかけてきます、「待ってくれ、今着いたばかりでビールも飲んでない。こんな俺でも緊張していて喉が渇いてるんだ」まずは一口ビールで湿らさなければステージのしなやかなダンスさえ見るのを憚ってしまうようなかつてない興奮と緊張感。ちなみに私はあまり白人女性に興味がございません、私の友人などでやたらと洋ピン推しの人間がいますがそこまでに至らないのです。なぜでしょうか?外国人でいうならラテンなどの少し肌に色の入っている方が好きなのです、どうも白人は白過ぎて性的興味が湧きにくいのでしょうか?以前に関係を持ったオーストラリア人の白人が悪かったというわけでもないのです。たぶん白い肌に性的興味がないのかもしれません、日本人でも美白か小麦色かと嗜好を聞かれると小麦色の方が良いと思います。
ですがビールを半分程の飲んで日本のストリップとは到底レベルの違うポールダンスショーを見ている時眼が合ったほぼヒモのような下着の白人女性の「どっからきたの?」「プライベートダンス し よ う よ」という誘惑にまんまとやられさほど他のダンサーも物色していない内に導かれるがままにプライベートルームへ、ピンサロよりちょっと広いくらいのボックス席に案内され彼女のプライベートダンスが始まりました。チップ制でチップを渡す分だけ濃密なダンスを楽しめるという感じでございます、うっすら汗の滲んだ張りのある乳が私の顔にくっついて揺れ股間に腰を擦り付けてくる濃厚サービスは日本では味わえない楽しい時間でございます。そもそもエロいという概念を超えダンスのクオリティ自体が素晴らしいのです、この狭いスペースでよく足をこんなに開脚したりできるものだなと興味は逆に秘部よりそのしなやかさにうつります。おもわず「スゲー」と日本語で拍手してしまうと耳元に顔を近づけ甘い声で「ダーリン、もっとよく見てぇ」と私の手を自分の背中にまわすよう手を取り密度が更に増していきます。
決してドストライクの肌の色をしていたわけではありませんが表情がとても可愛くてダンスのクオリティもありかなり楽しめましたのでチップを支払いまた普通席に戻りました。白人も悪くないものだなと少し自分の中にあった悪いこだわりを裸の付き合いと供に脱ぎ捨てその後ビールの注文をなかなか聞いてくれないので後ろ髪を引かれる感じもいたしましたが店をあとにすることにいたしました。
どうも今夜は眠れそうにありません、ホーチミンでコブラの生きた心臓を食べた時に近い興奮が尾を引きます、明日もあるのだから今夜はゆっくり休もうとまた路地裏に入りWの巻いてくれたスペシャルを一服し千鳥足でホテルの部屋に入りました。
これは後日の話なのですが未だに白人女性(名前がわからないのでThis Girl)が夢にあらわれます。先日は恋人の部屋で恋人と添い寝している時にでてきました。This Girl生霊とばしてくるとはなかなか洒落た事をしてくれるものでございます。






