水太りとは言うけれど
2006 02/12 13:12
おしっこの出の悪いことをちょっと気にしている方がいた。おしっこの出が悪いだけでなく、尿検査もながいこと蛋白が少しとはいえ出続けていた。
そういう良くない数値があって気にしているだけではいけないと思えたのかもしれない。
「おしっこの出が悪い」のを良くしたい。
それから「ダイエット」もしたいのだそうだ。
みたところ中肉中背である。
あたしは、無茶なダイエットには手は貸せない。
そう思っていたら、見た目以上に体重があった。
簡単に計算して大雑把に言っても、肥満域にある体重だった。
この感じなら、体内の水分が正常に巡らず、おしっこに出て行かないために比重の重い水が普通以上に体内にあって、体重に反映しているのだろうと思われた。
第一には水分代謝を改善する。
同時に、年齢的な体調変化をホローする事と尿検査の数値に出るほどの炎症といえるものの存在を考えていくつかの処方を並行して飲むことを薦めた。
数日で、胃腸の不調なく食欲の低下があったそうだ。
1週間ほどで尿量の増加に気づいたようだ。
10日を過ぎて、体重のそこそこの減少があり、肥満域を脱した!
漢方薬とはこの程度の期間でまずはちゃんと効くものだ。
体重は標準あたりに来たので、ここからのダイエットは食生活の改善が最も重要になりそうだし、運動も取り入れる必要があるだろう。
今のままでも十分健康的な体重だ。何の苦痛も無く落ち着くところへ落ち着くように体重は落ちた。
この10数日の変化は、体調を整えることで水分代謝を良くしたことで、浮腫みがとれ重かった水分が抜け体重が落ちたのだ。
尿検査の方はまだ結果は出ないけれど、こちらは何か炎症のあとが片付くまで改善に届かないだろう。
体が作り直されるまであとが残るものだからだ。
いわば傷跡のように、痛みがとれ治癒してから徐々に消えうせるタイプのものだからだ。
漢方薬はのんですぐにききます。
よく合わせれば、まず楽になり、その効果を実感できます。
じわじわと優しく効くのだから少なくとも3ヶ月はじっくりと飲み続けなければ
などというものではありません。
薬はすぐに効きます。
けれども体を作り直さなければならないほどの不調は、それだけの時間が掛かるということです。
効いたことが実感できないような「合っていない」「力の無い」漢方薬では、時間をかけても体は作りかえられません。
後日、もう少し詳しい経過 と、お薬を選ぶ手がかりと、お薬についての補足を日を追う形で書きたいと思います。
2006.08.01
