半年を振り返って | 直腸がんなど

直腸がんなど

2015年、直腸がん(ステージⅢb)と診断。術前化学放射線療法の後、切除手術をし、一時人工肛門でしたが閉鎖しました。治療は終了。2024年現在、再発なし。

今日から七月。


1年の折り返しに、自分の現状をしっかり見つめておきたくて、今日は書いています。


直腸がんで、一時ストマののち、閉鎖手術をして、もうすぐ半年。


ずっと、


「何とか病気になる前に近い状態に戻ってほしい」と思ってきました。


そんな気持ちとは裏腹に、


情けなくも、


毎日、「漏らしてしまう」生活です。


私の場合、便意と少し漏らす、はセットです。


便意がある時は、いつもほんの少し漏れます。


下痢っぽい時や緩い時だけじゃないです。


固い時も、普通の時も、です。


たまに便秘気味になりますが、


そんな時だけは、1日か2日くらいピタリと何も出なくて、漏れもないです。


こんな現実を認めたくなくて、


何かとっておきのコントロール法でもないものか、と


あれこれネット検索もしましたが、


特に見つけられませんでした。


便失禁で悩む人向けのサイトに書いてある、


薬物療法(ロペミンやコロネル)は試してみましたが、漏れには効果なく。


乳酸菌やビフィズス菌飲料も試してみましたが、


これも「漏れる」ことには全く効果がなく。


前回の記事では、食事にも気を使う生活をして様子を見る、と書きました。


腸の調子を整えることは大切ですし、がんの再発の予防という意味でも、食事は重要だとは思っています。


でも、この「漏れる」ということについては、もしかしたら、食事でも、どうしようもないんじゃないか、と思う自分もいます。


前々回の記事に書いた、骨盤底筋体操、これはうまくいけば、多少の効果があるかもしれない、


とは思っています。


というより、もうそこしか望みにできるところがない、という気がしています。


もしかしたら、私の場合は、もうあまり回復は見込めなくて、あとは、「漏れ」が許容範囲かどうかだけなんじゃないか、という不安もあります。


毎日、パッドなしでは生活できません。でも、漏れるといっても少量なので、自分が気持ち悪いだけで、全く出歩けないという訳ではありません。


それに慣れたくはないですが、受け入れないと、毎日何もできません。


病院の先生には、上手く伝えられていません。


先生も、私が許容できるかどうか、だと思っておられるふしがあります。


いま一度、次回の外来で相談してみますが、あまり期待はしていません。


よく回復は年単位、とかいいますから、まだ回復の余地はあるのかもしれません。


かといって、甘い希望的観測ばかりを抱きつづけるのも後が辛いという気がします。


ということで、今年の後半は、現状を情けなくても許容しつつ、回復の望みは捨てず、食事に気を使い、体操を続けつつ、高望みはせず、そういうスタンスでいきます。



(あくまで自分のためのメモ、です。回復具合には個人差がすごくあると思います。)