ナッツちゃんの躾をするのは誰だ? | 奇妙で愉快な家族

奇妙で愉快な家族

発達障害の長女じゅーちゃ、東京で働く息子、未婚の母になることをあえて選び看護師として働くシンママのちびさんと3人の母の私のブログです。時々認知症毒親のグチもあり。最近は孫のナッツちゃんも!
よろしくお願いします。

先日の高知旅行、ナッツちゃんが大暴れで大変でした。


まず車の中でおとなしく座っててくれない。

ちびさんの携帯でYouTubeを見っぱなしでした。

見せないとずーっと「あいあい!あいあい!あいあーーい!」と泣き叫び、私は運転に集中できないし、ちびさんは冷静でいられなくなるんです。


「あいあい」…サル全般。最初サルの動画を見せたことから動画イコールあいあいになりました。

ちびさんにはまた別の単語を言うこともアリ。

たとえば「ぱとろーる」(パウ・パトロールというCGアニメ)とか「べべひん」(ベベフィンというCGアニメ)とかその時によって変わることも。

「ぱとろーる」と言ってもパウ・パトロールが見たいとは限らずメルちゃんの動画を観たりただひたすらおままごとの野菜を切っていく動画を観たりします。

YouTubeという単語を覚えたらそう言うようになるだろうけど、今はまだ「あいあい」「ぱとろーる」「べべひん」と言うって感じです。




途中休憩に寄ったサービスエリアでも高速の車が来る可能性のある駐車場で寝転ぶし、お土産買っててもゴローンと横になってケラケラと笑うの。

横になってそのまま仰向けからうつ伏せになりまた仰向けに…とぐるぐる回ったりも。

売り物を触ろうとするし、抱っこしようとすれば身体をよじって降りようとするし、理想(仲良く手を繋いで歩く)とはかなりかけ離れた状態ばかりでした。


いやいや、ナッツちゃんだってじゅーちゃの姪なんだから発達障害って可能性もあるだろうし、息子の姪でもあるから多動っぽくなる可能性だってあるだろう。


けども。


本当に大変でした。




そんなことがあったのにも関わらず11月3日(月)の祝日、じゅーちゃも休みだしじゅーちゃとナッツちゃんと3人で近所のスーパーにでも行こうということになりました。


懲りろよ。


スーパーにて。

最初こそカート(乗り物風のカラフルなキッズ用カート)に乗ると言って素直に乗ったんだけど5メートルくらいで走行中突然の下車。

カート押してたじゅーちゃはカートから手を離せなくて軽くパニックになっていました。

私がカートを持つと、じゅーちゃはもうずっと向こうに行ったナッツちゃんを追いかけていました。


その後もやっぱりフロアに寝そべりゴロゴロ転がって満面の笑みでふざけてるナッツちゃん。

私はじゅーちゃにカートを任せて、ナッツちゃんの目の前に座りました。


「ダメ!ナッツちゃんダメよ!そんなことしたらいけんの!服が汚れて汚いよ。人の迷惑にもなるんだよ。ダメ!ダメなの!ちゃんと歩かなきゃいけません!」


最初ニタニタ笑ってたナッツちゃんも私が両肩を持ってしっかり目を見て怒っているのを見てだんだん神妙な面持ちに。


「わかった」


と言って手を伸ばし


「じゅーちゃ、だっこ」


と言いました。


すぐにじゅーちゃが抱っこしてくれたので


「ほらちゃんと人の言うことがわかるし聞けるんよ。すごいでしょ」


と言ってる間にまた身体をよじって降りようとしていました。


「聞けるけど長時間効果があるわけじゃない。だいたい5秒ほど…だね」



ナッツちゃん、こっちが叱ってるってちゃんとわかるし、言ってる内容をちゃんと理解して実践してくれるんだけど、持続しないのが困ったところで。



このあとじゅーちゃの支払いもあってコンビニに寄ったんだけどやっぱり同じ状態で。

買いたいものも買えません。



じゅーちゃ…これに懲りて来年の出雲に行きたくないなんて言わなきゃいいんだけど。




家に帰ってもナッツちゃんの横暴ぶりは続きます。

ちびさんは振り回されっぱなしでした。

というか言いなり。

ナッツちゃんのご機嫌がいいようにナッツちゃんの言う通りにやりたいことをやらせて食べたいものを食べさせて観たいテレビを観せていました。



これはよくない。

だいたいこの前観た『ハロー!ちびっこモンスター』というてぃ先生の出る番組で親を悩ませる子がやってたことばかりやってるじゃないか。


その時ナッツちゃんはハイローチェアにお気に入りのソフビ人形を並べてご飯を「食べない」と言っていたんです。

まんまこの前観たやつじゃんか。




私はおもちゃを全部片付け、ナッツちゃんに


「ナッツちゃんダメよ。ご飯食べてから」


と言いました。

泣き叫ぶナッツちゃん。

これもテレビで観たまんま。


てぃ先生はここで親が向き合うか、それともとりあえずごまかすか親に選択させていました。

私もここで「向き合う」を選択しよう。


「ダメだよ。ご飯を食べてからね。食べてから遊ぼう。今はこっちに置いとくよ。ダーメ。遊ばない。遊びたいね。でもご飯食べてからだよ」


何度も何度も何度も言い聞かせました。

ナッツちゃんは突然のことにパニクって大声で泣きました。

いつもならこれでママが言うことを聞いてくれるはず。

でもママは抱っこしてくれるだけでおもちゃを並べてはくれない。


この辺からナッツちゃんは駆け引きに出ました。

「食べない!」と言ったらおもちゃを返してもらえると思ったみたいです。

でもおもちゃは置いたまま。


ナッツちゃんはとてもお利口さんで手の届くところにおもちゃを置いてあるのに手を伸ばして届かないギリギリのところまでしか手を伸ばしません。

むりやりおもちゃを取っていったりはしないの。


「ズーマ!ズーマー!」


ソフビ人形のキャラの名前を呼びます。


どうあってもばあちゃんとママはご飯を食べるまでおもちゃを返してくれないと理解し始めていました。


「みかん食べる?」


とちびさんが言うとヒックヒックいいながら


「みかん、たべる」


と答えてみかんを美味しそうに食べていました。

私とちびさんに1房ずつくれたんですよ。

優しいよね。


しばらくしてナッツちゃんは


「にんにん」(おにぎり)


と言いました。

ようやく食べる気になってくれました!


その後おにぎりを2つとブロッコリーとハンバーグとスパゲッティを食べました(コンビニで買ったお弁当なの)。

上等上等!



ナッツちゃんこのところ風邪ひいてるせいもあるんだけど好き嫌いが激しくてにんじんとみかんだけとかの日もあったんです。

ちびさんも心配してました。


少しずつでもかんしゃくが治り、ちゃんとご飯を食べ、道っぱたで寝転ぶようなことが減ればいいんだけどな。



だいたいこの『叱る』って役目、お母さんの仕事でしょ?

おばあちゃんは横から『まあまあ今回はいいじゃないの』とか言って甘やかして邪魔する立場じゃない。

なんで私が叱ってちびさんが慰めてんのよ。



ちびさん自分の睡眠を邪魔されて


「いい加減にしろ」


「黙れや」


とか乱暴な言葉を使うけど、こうやって躾けなきゃいけない肝心の場面ではちっとも役に立たないんだから。

そうじゃないでしょ。


結局最後にちびさんのことも説教してましたよ。

まったくもう。



与島パーキングエリアで買った讃岐うどん。

ナッツちゃんには切ってあげてたんだけど、一度長いのを食べたら思いの外ママたち(ちびさんと私)の反応が良くてそのあとはずっと「切らない」と言ってこんな感じで食べてたナッツちゃん。


パウ・パトロールのスカイと寝るナッツちゃん。

本当にずーっとパウ・パトロールと一緒。

保育園でも結構な子がパウ・パトロールを好きなんだって。