エピペン | 奇妙で愉快な家族

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発達障害の長女じゅーちゃ、東京で働く息子、未婚の母になることをあえて選び看護師として働くシンママのちびさんと3人の母の私のブログです。時々認知症毒親のグチもあり。最近は孫のナッツちゃんも!
よろしくお願いします。

エピペンってご存知の方いますか?


アナフィラキシーは聞いたことありませんか?


ちびさんはメントールアレルギーなので、アナフィラキシーを起こした場合のことを考えて、エピペンというアナフィラキシーに緊急で使う注射を持っているんですが、有効期間が1年なので毎年この時期に交換に行くんです。


遠ーい遠ーい大学病院まで。


受付をすましたら。

まず腹ごしらえ。


食べ終わったころに呼び出し機がピーピー鳴り、診察室前に行かなきゃいけません。


片付けてエスカレーターに乗ってると診察室に呼ばれました。


が、間に合いません。


順番を1つ遅らせられたけど、まあ早く呼ばれました。


「この1年変わったことなかった?」


と聞かれ、ロキソニンでとうとう喘息が出るようになったと話しました。


「あー、それは…。喘息はもともと持ってるの?副鼻腔炎って言われたことある?」


と聞かれたので、どちらにも


「はい」


と答えると、


「やっぱりそれじゃあ…」


で先生は口籠もりました。


それじゃあなに?なんなの?と思っていると、


「呼吸器科で詳しく検査してもらったほうがいいね」


と言われました。


「負荷テストをしましょう」


と言われたので慌てて


「それは妊娠しててもできるんですか?」


と聞きました。


「妊娠してるの?それじゃやめといたほうがいいね。今何週?じゃあ生まれるのは…」


と言い、産後検査をすることになりました。


「おそらくアスピリン喘息です。そう考えて行動しましょう」


と、アスピリン喘息の人も飲める痛み止めをメモしてくれました。


「先生、エピペンは妊婦にも使えるんですか?」


と私がアホな質問をすると、


「いや、エピペンを必要としてる時は母体が危険な時だからね。エピペン使わないとお母さんの命が危ないし、そうしたら子供だって無事にはいられないですよ」


ともっともなお答えが返ってきました。


とりあえずステロイドを妊婦にも使えるものに変更し、これまでのは全て捨てるように言われました。


ちびさんはエピペンを使う練習をしたんだけど、太ももの真ん中の真上にいきなりガツンと押し付けパッも離しました。

テレビではよくそんな風に使ってるからね。


すると先生は笑いながら


「待って待って。そんなにいきなりガツンとやったら針が皮膚の中で折れて抜けなくなるよ。足に当ててギュッと押し付けるように。それから薬がしっかり入らなきゃいけないから5秒数えて離す。そして、押し付ける場所は太ももの真上じゃなくて横から。上には動脈が多いからね」



ここ数年アナフィラキシーにならなくてよかった。

私もよくわかってなかったよ。


「時々は練習してくださいね」


と言われました。


来年の予約をし、清算をし、薬局へ。

毎回なんですが、エピペンってそう出るものでもないので、処方箋を送ってから発注をかけるんです。

だからちょっと待つようになる。


30分待ってエピペン到着。


10時半くらいでした。

負荷検査やってたら昼過ぎまでかかってただろうし、入院になったらもっとかかってただろうけど、今回は簡単に済みました。

もちろん来年は全てのツケが回ってくるだろうけどね。


帰りの車ではちびさんいびきかいて寝てました。

妊娠中ってすごく眠いよね。


とりあえず大事な仕事が済んだ思いです。