私の○番目の亭主の葬式の話しだ
親孝行もせずに死んでいった
義母はシーンと静まり返った坊さんのいる席で大あくびをしながら「はよ死んでくれてよかった」
火葬場では係りの人が火葬の為に釜に入れたが係りいんのミスでまた戻ってきた
私はまだ燃やして欲しくなかったと思ったのだ
そしたらババア
「この期に及んでまだ死にたくないのか」と言った
このババアは交通事故でぽっくりと逝きたいと今にも死にそうな亭主の前で言った
私は義父の棺桶の中に手紙を3通書いていた
2つは両親とうまくやってくれという内容だ
1通はババアを交通事故で殺してくれとのことを書いてあげた
交通事故でコロッと逝きたいらしいから宜しくねって
その数年後ババアは本当に車に頭を引かれて即死だった
怨念というか爺さんの恨みというか
人間は人の悪口を言ってはならず
肝に命じて思ったことだ