「オキシトシン的幸福」

 

最近よく耳する、幸せの脳内物質。

ドーパミン・オキシトシン・セロトニン・・。

中でも、私がとりわけ注目しているのが「オキシトシン」。

 

その前に、まず「ドーパミン」の存在を十分に知る必要がある。

金銭欲・物欲・食欲・承認欲求・地位・名声など、いわゆる物質的な快楽を"エンドレス"に求め続けるドーパミン。

向上心もこの一つ。

これに沼ってしまうと非常に厄介であるが、しかしこれがないと生命維持できない。

欲の根幹である「生きよう!という欲」"生命欲" をエンドレスに求めているのだから。

その生命欲に、前者の色んな俗物・俗欲が付随してくる。なんという性(さが)。

しかしそれは、ただドーパミンが優位に立っているだけ・・。

 

そして、オキシトシン。

繋がり・笑う・スキンシップ・アロマ・マッサージ・人に優しくする・ペット・・などで分泌される。

いわゆる「癒しの物質」で、ドーパミン「生命欲」に次いで、おそらく私は本来人間が求める

最も人間らしい欲求ではないかと思う。

いくら満たしても満たされないドーパミンとは異なり、

その感覚を維持したいというオキシトシン。

そういえば、赤ちゃんの顔を見た時、ずっと見ていたいと思う。

 

ついでに、セロトニン。

いわゆる精神安定剤。

睡眠欲・興奮を抑える・心のバランスを整える。

 

 

私は、

ドーパミン want  (more)

オキシトシン comfortable  (keep)

セロトニン balance maker  (calm)

 

と解釈する。

 

セロトニンとオキシトシンでしっかりと十分に感情と感覚の下地ができていないと、ドーパミンに侵されてしまう。

自分自身がこのセロトニンになり、脳や身体の仕組みを理解しながら、これらのバランスを取っていく。

「足るを知る」で心の安定を図り、ドーパミンを上手に楽しむ。

 

ピアノも同じ・・

基礎ができていないと、演奏が無秩序に侵されてしまう。

 

どの物質要素も必要不可欠だが、比率とバランスは最も重要。