先月末、教室の発表会が無事終了した。

今年もまたコロナの感染症対策を徹底しての開催だったが、まずは開催できた事に感謝しかない。

これは、生徒さんやそのご家族の日常生活の意識の高さの賜物であったように思う。

 

毎年毎年思うことで、ここでも毎回書いているが、皆さんの演奏には本当に感動させられる。

今年は、観客のお一人からこんなコメントを頂いた。

『皆さんのこんなに素晴らしい演奏なら、本来割れんばかりの拍手喝采を受けて当然なのに、静かに終わるのが勿体ない』

 

こんな嬉しい言葉を頂き、また来年に向け、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思う。

 

 

さて今年は、5年に一度のショパンコンクール。

本来なら去年2020年に開催される予定だったが、コロナの影響で一年遅れの開催。

最近は、“上手な” ピアニストさんがたくさんいらっしゃり、目を瞑っていては誰の演奏か分からないほど、“完成” されている。

そんな中でも、自分の好みの演奏というものはあり、肩書やコンクール受賞経歴は、私にとっては全く意味がない。

参加者たちの演奏を聴く事はこの上ない勉強になり、今年も勉強のため聴いていた。

第1次予選通過者の演奏を聴き、「このピアニストなら、生で聴きに行ってみたい」と思ったのは、

Nikolay Khozyainovさん。

 

好みの演奏というのは、人それぞれ。

私には、参加者が審査員に選ばれ、優勝するかどうかはあまり興味がない。

いつも、自分の好きな演奏に出会えたことに、ただただ嬉しく思っている。

 

Nikolay Khozyainovさんの肩書きも経歴も知らないが、

一次予選通過後も彼の他のショパンの作品を聴いてみたいと個人的に思う。