家庭文庫研究会の絵本6冊 絵本の会2025-3 | さばとごはん

家庭文庫研究会の絵本6冊 絵本の会2025-3

こんにちは、詩子です。

 

2025年3月の 絵本の会 は、

 

 3/13 (第木曜日) 

 

に開催しました。

 

2024年後半は、〈番外編〉ということで、

テキストにタイトルが出ていたアメリカ絵本の黄金時代の絵本で、

コールデコット賞関連の作品を中心に読んでいきました。

 

 

久々に、テキストにもどった今回は、

 

『心に緑の種をまく』  渡辺茂男/著 岩波書店 

 ◆ 第6章「私と絵本の出会い」

  『100まんびきのねこ』と私 (p316-325)

 

から、p316~318 9行目まで 読んでいきました。

 

 

この範囲に登場するのが、「家庭文庫研究会」です。

 

家庭文庫研究会は、

・村岡花子さん(道雄文庫)

・石井桃子さん(かつら文庫)

・土屋滋子さん(土屋ぶんこ)

等の家庭文庫が集まり、1957年に発足しました。

 

石井桃子さんの著書『新編  子どもの図書館』(岩波現代文庫版)等に拠ると、

「かつら文庫」の子どもたちが楽しんだ外国の絵本を、

ほかの、日本の子どもたちや大人たちにも紹介しようということになり、

家庭文庫研究会が翻訳・編集し、

福音館書店の「世界傑作絵本シリーズ」の最初の絵本として

制作・販売されました。

 

 

今回はその、「家庭文庫研究会」から生まれた6冊の絵本

読んでいくことにしました。

 

 

6冊は、1961年から1964年にかけて出版されています。

 

最初の2冊は、1961年1月出版の、

 

◇ 『100まんびきのねこ』

   ワンダ・ガアグ/文・絵 

   石井桃子/訳 福音館書店

 

◇ 『シナの五にんきょうだい』

   クレール・H・ビショップ/ぶん 

   クルト・ビーゼ/え 

   いしいももこ/やく 福音館書店

       ※鯖図、未所蔵。

です。

 

 

1961年8月には、さらに2冊出版されています。

 

◇ 『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』

   バージニア・リー・バートン/文・絵

   村岡花子/訳 福音館書店

 

◇ 『アンディとらいおん』

   ジェームズ・ドーハーティ/ぶんとえ

   むらおかはなこ/やく 福音館書店

 

です。

 

1962年には、

 

◇ 『おやすみなさいのほん』

   マーガレット・ワイズ・ブラウン/ぶん

   ジャン・シャロー/え

   いしいももこ/やく 福音館書店

 

1964年に、

 

◇ 『ごきげんならいおん』

   ルイーズ・ファティオ/文 

   ロジャー・デュボアザン/絵 

   村岡花子/訳 福音館書店

 

が、翻訳出版されています。

 

 

原書の出版年を見ると、

1920年代から50年代までの絵本だということが分かります。

 

この半年間、1930年代後半から70年代くらいまでの絵本の、

ほんの一部ですが、ふり返って読んできた私たちには、

ほとんどがお馴染みの絵本です。

 

6冊中2冊が、ライオンの絵本なのが、面白いなと思いました。

 

今回は、読み手2人で、

石井桃子さん訳と、村岡花子さん訳とに分け、

3冊ずつ読んでいきました。

 

 

『ごきげんならいおん』は、図書館員でも、

読む機会も、読んでもらう機会もなかなかないので、

読み聞かせしてもらう側になって、楽しむことができ、

とてもよかったです。

 

 

さて、「家庭文庫研究会」は、1965年に”発展的解散”をし、

「児童図書館研究会」に合流します。

さらに、

石井さんの「かつら文庫」、土屋さんの2つの「土屋文庫」、

松岡享子さんの「松の実文庫」の4つの家庭文庫を母体に、

1974年に、「東京子ども図書館」が設立されます。

「東京子ども図書館」さんは、2024年に50周年を迎えられ、

子どもと本にかかわる大人たちを、励まし続けてくださっています。

 

 

 チューリップ黄  チューリップ赤  チューリップ紫  チューリップピンク  チューリップオレンジ

 

 

 

次回は新年度です。

 

4月の 絵本の会 は、

 

 

2025年

 4/10 (第木曜日) 

 

の開催です。

 

 

テキストの範囲は、

 

『心に緑の種をまく』  渡辺茂男/著 岩波書店 

 ◆ 第6章「私と絵本の出会い」

  『100まんびきのねこ』と私

 

の続きです。

 

 

ではまた。

ごきげんよう。