豊かで味わい深い世界。絵本の翻訳 絵本の会2021-1
こんにちは、詩子です。
大雪に見舞われた北陸地方。
そして、嶺北地方。
いまだ、道路に雪の壁がそそり立っていて、
曲がり角ではたいへんドキドキしています。
2021年1月の 絵本の会は、
1/14 (第 2 木曜日)
に 開催いたしました。
1月の会は、先月に引きつづき、
『心に緑の種をまく』 渡辺茂男/著 岩波書店
◆ 第3章「個性と創作」
・『どうすればいいのかな?』―子どもの本の翻訳
を読み合わせしました。
前回、
次回も、もう少し、絵本や児童文学の翻訳について考えてみましょう
という事で終わりましたので、
1月は、絵本の翻訳について、他の方の資料なども見ていきました。
◆前半:
テキストに、
渡辺茂男さんの 『どうすればいいのかな?』 は、
英語版だけでなく、さまざまな国や地域の言葉で出版されていると
書かれていましたが、
他にも、いろいろな日本の絵本が、さまざまな言葉になって
出版されているようです。
鯖図の所蔵資料を見ても、
・『ぐりとぐら』
・『だるまちゃんとてんぐちゃん』
・『はじめてのおつかい』
・『まめ』
・『いやいやえん』
など、多数の絵本や幼年文学作品が、中国語や韓国語に翻訳されています。
換気タイム
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◆ 後半:
絵本の翻訳について、別の資料も見ていきました。
◎ 「翻訳」
(灰島かり/執筆 『絵本の事典』 朝倉書店2011 より)
絵本翻訳の初期の頃をよく知る松居直さんの
◎ 「覚え書・絵本の翻訳出版」
(『図説 子どもの本・翻訳の歩み事典』 柏書房2002 より)
『長くつ下のピッピ』など、リンドグレーン作品や、
『スーホの白い馬』の再話で知られる大塚勇三さんについて、
◎ 「追悼 大塚勇三」
[『こどもとしょかん』165(2020春) 東京子ども図書館 より]
を、参考資料にしました。
松居さんが、「絵本という総合芸術作品」 の翻訳者に、
どういう条件にあてはまる方を選んだかを知る事ができ、よかったです。
そして、
大塚勇三さんという方は、すごい方だったという事を知りました。
どうして、英米文学作品だけでなく、
『スーホの白い馬』 や、『ノルウェーの昔話』 、リンドグレーンの作品にも
「大塚勇三/訳」 って、あるのだろう?
と、漠然と思っていたのですが、その疑問(?)がようやく解けました。
大塚さんは語学の達人だったのですね。
しかも、日本語の表現力も、すばらしいのです!
『長くつ下のピッピ』 に出てくる、
かけ算の九九 → 竹さんの靴
なんて、最高です。
大好きです
。
大塚さんが、さまざまな言語で書かれた、さまざまな作家の作品を
翻訳してくださったおかげで、すてきな児童文学作品に出会えたのだなぁと、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
次回は、第2木曜日が祝日のため、
2021年 2/18 (第3木曜日)
に開催の予定です
。
ではまた。
ごきげんよう。