敢えて君と同にせざらんや
こんにちは、詩子です。
自粛の日々を送っていた先月半ば、
中国文学者の 井波律子さんが
亡くなられた事を新聞で知り、とてもショックでした。
いつの間にか大好きだった井波律子さん。
井波さんの本から、漢詩や三国志の面白さを
改めて教わりました。
たとえば、
◆ 『中国名詩集』
井波律子/著 岩波書店
この本の 「第8章 なじみの道具たち」 に、
清の袁枚の 眼鏡を題材にした詩 が 2編
出てきます。
最初の1編は、老眼鏡をわずらわしく思う詩。
もう1編は、三年後の 眼鏡をたたえる詩です。
眼鏡を題材にしたこんな詩があるなんて
まったく知らなかったので、
めがねのまち・鯖江 に住む者として、
ちょっとうれしかったのです。
漢詩というと、どうしても 唐詩にばかり関心が向いていましたが、
本当は様々な時代にいろいろな面白い作品があるのだ!
と、井波さんのこの本で知ったのです。
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◆ 『中国人物伝 第2巻』
井波律子/著 岩波書店
では、三国志の英雄たちの魅力を味わいました。
◆ 『論語入門』
井波律子/著 岩波書店
では、これまで、お堅いイメージしかなかった
孔子とその弟子たちが、
生き生きとしたやりとりを交わす人々の姿に
変わったのでした。
もうお会いすることは叶いませんが、
本があります!
本があってくれて、よかった!と思っています。
まだまだ 未読の本がたくさんあり、
今 気になっているのは、
◆ 『書物の愉しみ 井波律子書評集』
井波律子/著 岩波書店
です。
これから先、本の中で、出会っていけるのだなぁと思うと、
希望を感じます。
ではまた。
ごきげんよう。