きらきらの1枚から
こんにちは。浜子です ![]()
今朝、出かける前、テレビから突然の緊急地震速報。
久しぶりで驚きました~
でも、一瞬でも心の準備ができるのは良いことだな、とも思いました。
余震などにも気を付けないといけないですね。
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先日、
フィンランドに10年通って撮りためたのだという写真集
光の粒子
(かくたみほ/著)に見とれていたら、
岸辺のヤービ
(梨木香歩/著)のことを思い出しました。
岸辺のヤービ
の、こんな一節、
「風がざざっと、灯心草の穂を不規則にゆらし、池の面を細かく波立たせ、去っていきました。小さな三角形のきらきらが、無数に生まれては消えていきました。」(本文より)
にぴったりの写真を
光の粒子
に見つけたからかもしれません。
かくたみほさんは、「光に反応して撮っています」(本文より)の言葉通り、
とても美しい瞬間の光を1枚1枚の写真におさめています。
それでは、と読み返した、
岸辺のヤービ
(梨木香歩/著)は、
小学校高学年くらいから読める感じの童話ですが、
大人にもおすすめできる作品のひとつだと思います。
語り手でフリースクールの教師、ウタドリさんが、
小さな三日月湖の岸辺にボートを浮かべて、
本を読んでいるところから物話がはじまります。
特にフィンランドが舞台というわけではなく、
フィンランドといえば!の、あのムーミン童話を彷彿とさせる物語です。
これまで
岸辺のヤービ
といえば、
ボートでの読書タイムに持って行くものがすてきで、
忘れられない印象でした ![]()
「のどがかわいてもだいじょうぶなように、暑い日には保温瓶に、よく冷やしたレモネードを入れていたものです。レモネードには蜂蜜とレモン汁と、すったレモンの皮とほんの少々のショウガが、入っています。おなかがへったときのためにサンドウィッチもあります。」 (本文より)
背もたれのついたボートを浮かべて、冷やしたレモネード・・・ ![]()
サンドウィッチの描写がまた詳細で、作ってみたくなります ![]()
そこは、読んでみて下さいね~
そして、いろんな味のあめ玉も持って行きます。
物語はひとつのミルクキャンディーから展開していきます。
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読み返して、やっぱり好きだな、と思ったところを引用して終わりにします。
ハリネズミに似た小さな生き物ヤービについて、ウタドリさんの言葉。
「ヤービはそういう男の子なのでした。ちょっと落ち込んでも、しばらくたつとかならず、何か説明のつかない、いのちの力のようなものが、体の奥深くからわきあがってくるようなのです。」
光の粒子![]()
かくたみほ/著 求龍堂 (748/カ)
岸辺のヤービ![]()
梨木香歩/著 小沢さかえ/画 福音館書店 (913/ナ)