絵本の会 2016-9
こんにちは、詩子です。
9月 絵本の会は、13日(火)に開催しました。
テキストの範囲は、前回から読んでいる
『子どもたちと絵本』 136p~140p
「〈子どもってかわいい〉と思う危うさ」
の2回目でした。
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今回は、2部構成。
まず読んだ絵本は、
● 『となりに きた こ』
岩崎ちひろ/絵と文 武市八十雄/案 至光社
岩崎ちひろさん(1918-1974)は、武生市(現・越前市)生まれ、東京育ち。
(そういえば、若かりし頃、ちひろさんの絵のポストカードを集めてたなぁ…。
どういうわけか、練馬の ちひろ美術館 行ったなぁ…。
などなど思い出がよみがえりました。)
今回、調べてみて、
自分が、ちひろさんのことを、ほとんど知らなかったのだ
と気付きました。
ちひろ美術館 が、日本ではじめての絵本の専門美術館
だったのだということも、今回知りました。
今では、絵本美術館も、絵本の原画展 も、
そうめずらしいものではない気がするのですが、
少し前までは、日本でも、海外ですら、
絵本の原画はその価値が重要視されず、散逸することもあったのですね。
ちひろさんは散逸しないために、ご自分で大切に原画を手元に残されており、
それがコレクションの核となっているのですね。
そして、
画家の著作権獲得と擁護にも尽力されていたとは!
あらためて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
次に、読んだのは
● 『キツネどんのおはなし』
ビアトリクス・ポター/さく・え いしいももこ/やく 福音館書店
です。
大きめの絵はお見せしながら、3人で、リレー方式で、読みました。
所要時間、50分強。
でも、面白かったです。
図書館にいてもなかなかできません。
この会だからこそできること!と、幸せに感じました。
(会のみなさん、ありがとうございます。)
ビアトリクス・ポター は、絵はもちろん、
物語の語り手としても一流だなぁと思いました。
『キツネどんのおはなし』 は、他の作品と比べても、
かなり文章が多い、長い物語です。
(しかも、いやなひと ばかり出てきます。)
でも、絵は 少なくても、物語そのもの を、
みなさんも 楽しんで聞いてくださいました。
目で読むのと、耳で聞くのとでは、やっぱり何かがちがうのです。
より深く、楽しめるなぁと思いました。
ビアトリクスは、 『キツネどんのおはなし』 を読んだ6歳の子どもから、
キツネどんとアナグマ・トミーの「その後」について、手紙で尋ねられています。
確かに、気になるのですが、
ビアトリクスは、ちゃんと返事をしており、とても興味深かったです。
今回は、「その後」を読み終えたところで、お時間となりました。
ちなみに、そのエピソードが書かれていたのが、
● 『ビアトリクス・ポター 描き、語り、田園をいつくしんだ人』
ジュディー・テイラー/著 吉田新一/訳 福音館書店
です。
今回ようやく、「読まなければ!」
と思っていたこの本を読むことができました。
ビアトリクスが、どのようにして、ピーターラビットの物語を
絵本にしていったかが分かり、とても楽しめる1冊でした。
『ピーターラビットのおはなし』が、
友人の子どもへの絵手紙から生まれた物語だとは
知っていましたが、
他の物語も多くが、先ずは、だれか、特定の子どもに向けて書かれていた
ということを、この本を読んで知りました。
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次回は、
10月11日(火曜日)
です。
前回、今回と、関連の深い内容でいきたいと考えています。
『ピーターラビットのおはなし』
『ベンジャミン バニーのおはなし』
『フロプシーのこどもたち』
ビアトリクス・ポター/さく・え いしいももこ/やく 福音館書店
の3冊を読む予定です。
ではまた。ごきげんよう。