3.11 以前/以後 | さばとごはん

3.11 以前/以後

こんにちは、ベル子です。ベルマーク



3月のブログ当番が11日と知ったとき、運命的なものを感じました。ベートーベン


4年前の3月11日 も、ベル子がブログ当番だったのです。


そのことによって、あの震災が起こる直前の日常が、


私の中でしっかり刻まれました。


「雪が降ってたから写真をとったんだっけ」 雪。 カメラで カシャ!


(今年も大荒れの雪ですビックリマーク 雪 )


「たしか高校入試の合格発表があったんだ」 合格


(今年は10日でした。)


なんでもない日常のひとコマですが、

ブログを書いてアップしたのが早い時間で、 


本当によかった、と。 ほっ・・・


午後の震災を知ってしまってからだと、 


自分の中で、

そういうことを話題にできなかったと思うので。 えー




さて、


今日のブログを書くために、読書をしました。 読書



読んだのは、2013年12月(震災以後)に出版された


『問いのない答え』 長嶋 有/著 (文藝春秋)


という小説です。



これは、長嶋 有が 2009年2月(震災以前)に出版した傑作小説

 

『ねたあとに』 (朝日新聞出版)


の作中で、アナログに対面でくりひろげられていた言葉遊びを、


「震災後」 の3月半ばから、

ネット上のツイッターでくりひろげる、という設定なのです。



なので、 「震災小説」 のくくりに入るかな、という

思惑から読み始めました。



ただただゆるく、楽しい 音譜

『ねたあとに』 の桃源郷のような世界とは違い、


意識的に震災が、秋葉原事件が、ちらほらと差し挟まれます。


秋葉原事件の加藤智大が、福井でダガーナイフを買い求めたことを、


これを読むまで忘れていました。


印象的だった文:


 悲しいことや辛いこともすべてを覚えていたら人は生きていけない。

忘れるというのは人間にとって大事な作用なのだ、とかいう。

誰がというのでなしに、大勢が。


 そうなのかもしれない。 


 他方、忘れないようにという警句もこの世界にはたくさんある。

ノーモア、ノーモアっていう。碑を立てて頑丈な石に彫り込む。




同じ作家の 「震災以前」 と 「震災以後」 を読み、


いろいろ考えてしまいました。




もうひとつ、大きなニュースが!!


児童文学作家の 松谷みよ子さん がお亡くなりになられました。 はね


ベル子は松谷さんを 心の師 としてお慕い申し上げているので 、 先生


何か1冊、皆さんにご紹介して、追悼したいと思います。



『アカネちゃんとお客さんのパパ』 松谷みよ子/作 (講談社)

(モモちゃんとアカネちゃんの本➄)


この作品をとりあげるのは、 「震災」 も深く関わっています。



私がこの本を読んだのは3年前くらい。 「震災後」 です。


まだ幼いわが子に読んであげ、中の一篇、


「モモちゃんとママのひみつ カバコフ=モシモーノ氏たんじょう


をとりあげて、話し合いました。


赤チューリップ ママがカバのぬいぐるみを作っています。 針山 手縫い


  バランスが悪く、ちゃんとおすわりしてくれないので、


  ぬいぐるみのお腹の中に小銭数十枚を詰めておもりにします。 10円玉100円50円玉


  完成したカバのぬいぐるみの名前は カバコフ=モシモーノ。  かばきちラブラブ


ピンクチューリップ ママは幼い娘に提案します。 


  「もしものときがあったら、このカバを抱いて逃げるの。 逃げる


   中の小銭で電話もかけられるし、パンくらいなら買えるでしょ」と。 パン


オレンジチューリップ 娘のモモちゃんはききます。


  「もしものときって、どんなとき?」


   ママは、火山の大爆発や大洪水、大地震をあげ、 火山


  「ママがいないとき」とも付け加えようとします。  バカボンのママ 




「震災後」 の我が家は、その話がとてもリアルで、わが子に、


「もしものとき」の話をしたおぼえがあります。


何かあったらあの公園に避難しよう、とか、


うちにはカバコフはいないから、この貯金箱を持ってく?とか。 




子育てのリアルとファンタジーが絶妙にミックスした


「モモちゃんとアカネちゃんシリーズ」


ぜひ、親子で読んでみてくださいね。