鳴き雪
こんにちは。箱子です
先日ニュースをみていたら
「鳴き雪」について特集していました。
「鳴き雪」とは、雪を踏みしめて歩くときの
「ぎゅっぎゅっ」、「ザックザック」という音のこと。

この音が好きな人が、意外と多いんだそうです。
最近は動画投稿サイトにもアップされているのだとか。
いわれてみれば心地よい音です。
研究によるとこの音、”人の声”の周波数 と似ているそうです。
しずかに話しかけてもらっている気分になって、なんだか安心するのかもしれませんね






ところでこの「鳴き雪」という言葉、
どうやら昔からある言葉ではないようです。
ブログをかくにあたり、言葉の確認をしようと広辞苑やら百科辞典やら開いたのですが載っていないのです。古い言葉で最近は使われてないのかと思い、”忘れられた日本語”のたぐいの本もみましたが、ありません。
おかしいなーと思ったら、この本に答えが載っていました。
↓ ↓ ↓

『雪と氷の事典』 

(社)日本雪氷学会/監修 朝倉書店/出版 (2005年刊)
この本の前野紀一氏のコラムを読むと、日本に雪の踏み音をあらわす言葉がなかったことがわかります。
(引用↓)
「西洋の言語に比べ表現が格段に細やかといわれる日本語に、雪の踏み音を表す言葉が存在しないというのは、ちょっと意外である」
歌などに詠まれていそうなのですが…

さらに
「国際シンポジウムのときにもいろんな国の知人たちに聞いてみたが答えは同じであった」
外国にもこのたぐいの言葉はなかったんですって 

そこで前野氏は
「それではというわけで、日本語では『鳴き雪』、その英語訳は”singing snow”にしましょうと提案することにした」
とあります 
古い言葉だから辞書にないのかと思ったら、逆で、新しいから載ってなかったんです。びっくりしました。
でも風情のある言葉ですし、すぐになじんで定着しそうです。
わたしも一度ゆっくり、「鳴き雪」に耳をかたむけながら雪の上を歩いてみたいと思います
