本で避暑
こんにちは、浜子です 
昨日は立秋でした。暦の上では秋、というわけですが、とてもとても・・・ 
今朝も、図書館の西側玄関横にあるアサガオに花が咲いてました。
こっちは裏側
最近はブラインドが下りていて、見えないことが多い裏側、よかったら、のぞいてみて下さい 
ところで、最近読んだ本がおもしろかったので、ご紹介したいと思います。
「家守綺譚」 梨木香歩/著 新潮社
この小説の主人公は売れない物書き、綿貫征四郎。知り合いの一軒家の管理を仕事として頼まれます。はっきり、特定されているわけではないのですが、出てくる地名から推察するに、そこは京都の琵琶湖疎水に近いところ、電気がまだそれほど普及していない時代です。
この家(というか地域?)、普通の家ではありません。
庭には主人公に恋をしてしまうサルスベリの木がいたり、河童がいたり、はては、亡き友人がひょいっと現れる。 近所に住んでいる人たちも、何かがおかしい。
怪談みたい
、と思われましたか?
いえいえ、登場人物たちはそんなことはものともしません。怖い話でもありません。
例えば、昔話に出てくる人たちは狐や狸が話しかけてきても、当たり前のように接していることがあるじゃないですか?それに近い世界でしょうか。
短い話を紡いでいくようにして、家に住み始めた春から翌年の春まで、一年間の出来事が書いてあります。
もちろん、夏の話もあるのですが、私は、『檸檬』という冬の話が好きでした。雪の降りしきる駅が舞台です。
降り積もる雪と、まだ青い檸檬 
私は、蝉の鳴き声がわんわん聞こえる暑~い和室で読んでいたのですが、
それも忘れるほど。
本を読むことによる、ちょっとした避暑でした 


