こんにちは。今日は山口華楊です。 | さばとごはん

こんにちは。今日は山口華楊です。



こんにちは。今日は山口華楊の『葦』を描いてみました。


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今日は涼しいと言うより、朝から寒く、

ストーブが恋しくなるほどです。

暑い暑いと嘆いていたのが嘘のようです。



毎年の事ながら、夏は過ぎ、秋が訪れ、もう半月もすれば

霙(みぞれ)や霰(あられ)の冬がやってきます。





春が好き、夏が最高、秋は心地良いなどなど

人によって季節の好みは様々ですが、

季節にはその季節季節に独自の趣があって、

毎年毎年経験しながらも、決して同じではなく、

新しい驚きや感動を与えてくれるものです。




この『葦』の絵に寄せて、山口華楊はこう書いています。


「人波のにぎやかさに辟易して、逃げるように帰途、
広沢の池へ立ち寄ってみた。ふと池の面を見ると、
そこには早や葦の芽がすくすくと勢いよく伸びていて、
思わず足をとめた。鋭く強い直線と、あるかなきかの
微風に水面は、ゆるやかな曲線を描いている。
葦の葉の濃い生き生きとした緑色と水の銀灰色とが
よく調和して、実に美しい。はからずも自然の神秘さを
発見した喜びに胸はおどった。」


「夏」は夏であり、「冬」は冬なので、

私たちはついつい、季節は毎年毎年同じように繰り返されると

思ってしまって、何も疑わずにいますが、

言葉は同じでも、

実は、同じことの繰り返しは決してなく、

画家の目は常に

季節の新しい営みに目を見開き、心震わせて

わくわくしながら描いているのですね。



早春の葦。なかなかいいですね。




山口華楊は明治32年(1899年)、京都生まれ。
昭和59年(1984年)に没しています。





鯖江市図書館所蔵の関連本

『絵がかきたうて』 山口華楊/著  日本経済新聞社

『現代日本画全集 6 』  集英社