ワックスがけの切り札!?「プレヒートボックス」作りに挑戦①【導入編】 | 鯖が行く!ゴルフ(+camp +ski +Diving)あっちこっち

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スキーシーズンが間もなく始まるってことで、鯖家のスキー板の準備を始めました。

そして、ついに鯖も「ホットワックス」に挑戦することにしました。

 

どうせなら、より効果的にワックスを入れようと、「プレヒートボックス」なる装置(鯖のはそれほど大層な代物ではないのですが)を、自作いたしました。ざっくり2万円かかりました…、うひー

本稿はその記録記事、パート①「導入編」です。

 

↑フタあけたところ(つっかえ棒がチープですが…)

 

この「プレヒートボックス」(「サーモボックス」とも言うようです)を作ってみようと思ったきっかけや、製作過程、実際に稼動させてみての失敗や、改善点、効果・感想なんぞをツラツラ~と書いてみたいと思います。まあ、かなりニッチなネタですが…。

 

さて、鯖家のスキー板は、鯖がシーズン前に「ナノワックス」という液体系の簡易ワックスをかれこれ数年来かけています。(ナノワックスの記事についての過去記事はこちら

 

↑ボトルの形状が変更されたナノワックス

 

施工はシンプルで楽だし、そこそこ滑ってくれていると感じているし、耐久性はメンテナンスをほとんどやらなくても1シーズン2回くらいの施工でなんとかなってる「つもり」です。というのも、同一条件でのホットワックスとの比較をやったことがないので、正直差がよく分からないのです…。

 

そんな折、今シーズンにむけ新しいスキー板を先頃買ったのですが、購入したショップさんのサービスでしくれたチューンナップがありました。それが、「フューチャーワックス」(遠赤外線でワックスを浸透させる技↓みたいなマシーン)というもので、1回施工された状態で、鯖の手元に板は来ました。

 

↑こんな感じで自動でじわっと浸透させるそう

 

せっかくのハイテクマシンで入れて頂いたワックスを、ナノワックスのクリーナーですっかり落として、新たにナノワックスで施工し直すのは、なんかあまりにもったいないなーと思いました。

 

また、「ナノワックス」の認知度はかなり低いようで、スキーショップなんかでもほとんどモノを見かけませんし、お値段もけっこう高い。うーん、モノが良ければもっと売れるはずだよなあ、知られて評価されるはずだよなあ、やはりここは、やはり王道のホットワックスに行くしかないかなあ~、と思いいたりました。

 

 

 

なので、すでにナノワックスで仕上げてきた嫁ゴン太の板や子供たちの板は、ナノワックスが尽きるまではそっちで施工し、まずは鯖のNEW板からホットワックス化していくことにしました。

 

で、そのホットワックスについてあれこれ調べている中で、その施工をとても効率的にやっておられる方々の記事をウェブ上でいくつか見つけました。皆様が自作されてたのが、「プレヒートボックス」(サーモボックスともいうようです)と言うモノ。

 

これは、箱状のボックスの中にスキー板を入れて、布団乾燥機等を使ってボックス内を60度くらいまで温度を上げ、スキー板そのものを温めることでワックスをかけやすく、よりよく浸透させる、というもの。

 

プロチューンの世界では、鉄製のチャンバーみたいなマシーンを使って、加温だけでなく、加圧・減圧なども駆使してワックスを浸透させたりする技(「Vサーモ」とかいう☟の黄色のやつ)もあるようですし、

 

一般ユーザー向けではガリウム社が「ペネトレーションヒーター」という寝袋みたいな形状のヒーターを販売しています。コンパクトにまとまるし、さすが専用品だけに性能的もかなり良さそう。

 

 

が、かなりの高額商品だし、さすがに鯖のような安月給ではちょっと手が出せません…。収納性が高そうなのは相当惹かれますけども。

 

そんなこんなで調べるほどにワックスの世界は奥が深く、これ!という絶対的な答えがない世界のようです。でも、「プレヒート」(事前に板を温めてからワックスをかける)関連の記事は、読めば読むほどなるほど~ってことが多く、鯖でもやれそう、面白そうだなあと思って作ってみることにした次第です。

(ま、3級程度の腕前で何いうてんねん、大げさな、というツッコミは何卒ご容赦下さい…)

 

ただ、自作されてる方は多くの場合、ご自身の作業場などがあって、作った装置をそのままにその場に設置した状態にしておけるようになっていました。

 

木材などでしっかり囲われて、とてもしっかりした造作だったり、パソコン用のPCファンを温風の攪拌用に組み込んだり、熱源のサーモスタットを改造したりと、どれも本格的で専門的でした。すごいです。

 

残念ながら、小さな鯖家では、そんな専用の設置スペースを確保することは出来ません。なので、作るならば、「プレヒートボックスを使う時だけ組み立てて、シーズン以外ではバラせてしまえるもの」にしようと考えました。(でないと嫁ゴン太に許してもらえないので…。ここ大事です)

 

その前提で、スキー板が2セット入れられるサイズであれこれ検討し、DIY制作を開始しました。

果たしてうまく出来るのか?

 

 

【製作編】に、つづく…

その②製作編はこちら

その③成果編はこちら

 


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