じこ報告書 -409ページ目

自己報告

相棒が殉職してはや3日。
もの言わず、その場でじっとしている姿を見ると、また昔のように元気に走り回れるのではないかと錯覚を覚える。

しかし動かない。原因不明の病は、確実に彼を蝕んでいた。

彼にかける言葉を探す。その想い出と共に言葉が頭の中を往来する。

「お疲れさま。ありがとう」


スターレットグランツァ、ここに眠る。