『身毒丸』 バルト9 | チャコの気まま日記

チャコの気まま日記

観劇、映画、読書が好きでしたが
最近は 実家両親と義父の見守り時間が増えて 配信観劇が中心になってしまいました。

蜷川幸雄 一周忌追悼記念で
『身毒丸』を見てきました おねがい
{2B446A3D-B581-447A-AA21-0C8DB5D38640}

当日カウンターで購入…ほとんど埋まっていて残りわずが
藤原竜也ファンか はてなマーク
蜷川幸雄ファンか はてなマーク
若いお嬢さんが多い気がするが 合格

キャスト
藤原竜也   白石加代子   品川徹 他

演出 : 蜷川幸雄
彩の国さいたま芸術劇場

かんそう
渋谷のシアターコクーンで上演してくれると行きやすいのだが… なかなか 埼玉まで行けなかったので

今回、映像だけど見ることが出来て良かったです クローバークローバー

藤原竜也のデビュー作で
「お母さん、もう一度僕を妊娠してください」という衝撃的な台詞で有名な舞台 

父親は、「家」というものが「父、母、子どもがあってはじめて成り立つもの」という理念に則り、撫子に母であることを求めるけど、それ以外は求めない 

憧れていた「家」を手に入れた撫子は、妻として、母として、女として希望に満ち溢れている
家族でおかずを分け合う食卓、家族でやる家族合わせ札遊び、撫子は頑張って 母という役割を演じようとする 
又、撫子は自分のお腹を痛めた我が子が欲しい 
夫からは女として見て欲しい 
それなのに、肝心の夫からは拒絶される 

不思議な穴を使って、亡き母のいるという地下世界へ行ってみるが、そこで会ったのは亡き母でなく撫子 

素晴らしかったです ラブ

身毒丸を演じた藤原竜也の演技は圧巻でした ニコニコ

汗だくになる役者さんが時々いますが、竜也君のは爽やかです あせるあせる
10年前の竜也君、今も若々しい、とりあえず父さんも 木の上の軍隊も  セリフ量多いのに脱帽です 


人間の何て言うかなぁ〜 
憎しみドクロや反発、苦しみ、拒絶、執着とか混沌、猥雑、官能、惹かれ愛を  演者に見出すのは  灰皿を投げることで有名な蜷川幸雄さんならではなのかもしれない

鬼気迫る強烈な演技が壮絶で惹きこまれました 

白石加代子さんの生の舞台を観たいと思っています、なかなか都合のいい日にちが噛み合わない

新感線のゲキシネ、歌舞伎のシネマ歌舞伎
蜷川幸雄さんの舞台も  映像化されて良かったです 
素晴らしい作品は、後世に残しておくべきです 
この中に大空ゆうひさんの舞台 『唐版.白糸の滝』があれば真っ先に見にいくのになぁ ニヤリ