こんにちはにっこり

 

先週の3日間、5月17日~19日で

日本糖尿病学会に参加してきました。

 

今回の学会では、1型2型問わず糖尿病を持つ当事者やそのご家族も参加でき、

登壇者として糖尿病患者さんのお話を聞くことができました。

 

会長特別企画と題してあり、日程としては1日に2名~3名ほどの登壇者があり

それぞれの発症時のことや生活する上での想いなど

また診断に至るまでの辛さなどなど、ガイドラインや教科書には載っていない

患者さんの生の声を聴くことができました。

 

私も糖尿病患者であり、医療者であり、今回の学会でお話しされた患者さんの

気持ちがダイレクトに伝わってきて、お話を聞いている間泣いてしまいました。悲しい

周りでも鼻を啜っている音が聞こえてきたので、泣いている人は

私だけではないと信じたいですお願い

 

最終日は恩師石井均先生のシンポジウムを聞きに行きました。

以前の仕事では石井先生にお世話になり、私の栄養指導の土台は

石井先生の教えでできています。

その時は1型糖尿病になっていなくて、

職場を離れてすぐに劇症1型糖尿病となってから、

石井先生に会うのは5~6年ぶりでした。

患者となり改めて石井先生の偉大さが分かり、

石井先生にとっては、数ある関わった人のうちのほんの一瞬の関わりだったかもしれませんが、私にとっては人生に影響を与えて頂いた先生の1人です。

 

シンポジウムが終わってから、石井先生に声をかけたら

とてもいい笑顔で癒されました。。。

糖尿病医療学会では最後に集合写真を撮るみたいで、

しっかりと石井先生の隣を陣取ってきました。幸せ。飛び出すハート

 

糖尿病を持ちながら、失明や足壊疽などの重症合併症で苦しむ患者さん

「自分は生きていてお金ばかり使っていて、このまま生きていていいのだろうか。

生きていても何の意味もない」と語られました。

 

この発言に対して、どれだけの医療者が

自信を持って答えを返すことができるでしょうか?

 

石井先生はこの語りに対して、きっぱりと

「生きていて意味のない人などおりません」と仰りました。

 

迷いのない真摯な言葉、私の心にも深く突き刺さりました。

(ここらへんで結構号泣しています赤ちゃん泣き

 

私は1型糖尿病を発症したときに、

合併症にならない糖尿病がどれだけ難しいことかを

管理栄養士ながらに知っていたからかもしれませんが、

合併症になるくらいなら死にたい。とそう思っていて、

 

あんまり大きな声では言えませんが、自殺企図なるものをやってしまったり、

生きることに対して後ろ向きだったあの日の自分を思い出しては

涙を流さずにはいられませんでした。

今このブログを書いていても泣きそうになってしまいます。赤ちゃん泣き

 

今回の学会では、得るものも大きく感動することがたくさんあったので

長くなりますが、しばらくは学会のお話にお付き合いくださいニコニコ