月日が経つのは本当に早いもので、私も歯科衛生士6年目に突入しました。いつまでも入社日のあの緊張感を忘れてはいないとは思っていましたが、年々新しい子の入社を見守る度に月日の過ぎ去りを思い知ります。
6年目となると、技術に対しては「できなかった〇〇ができるようになった!」などの新しい技術を身につける機会というのはどんどん少なくなってきます。(もちろん、まだまだ学ぶべき範囲はたくさんあるとは思っています)日々技術力の向上を考えていた一年目の頃と比べると、自分のできることを増やしていく!という働き方ではなくなっている気がします。
最近は技術で新しい壁にぶつかる機会は以前より少なくはなったとしても、「対応力」というワードは終わりがないように感じます。
患者様が矯正治療をするのは色々な理由があります。カウンセリングをしていると、それぞれ色々な思いがあって患者様がこの場にいるんだなと感じます。病院ごとに矯正治療のプランニングは限られていても、ポツポツ漏らす患者様からの不安点や、何気ない会話から優先順位を知ることで、患者様が本当に欲しい説明をできるかどうかは対応力がとても重要なのではないかと感じます。
対人のお仕事をしている醍醐味でもあり、一人として同じ方はいないことが自分の学びに変わる気がしますし、いつまでもゴールがないマンネリを感じにくい部分だと思います。
難しい要望がある患者様との信頼関係を築いたり、モチベーションに欠ける患者様と二人三脚をするのは大変ではありますが、人と関わるお仕事の面白い部分だと感じるようになりました。
そう思えるようになったのは、今まで私の担当患者様になって下さった方々との一期一会の出会いの中から治療期間中のエピソードがあったからだと思います。
時に自分の中の常識を覆す出来事が起こり、頭を抱え、患者様が結果とても喜んでくれた!これで良かったんだ😭と思えること。
はたまた自分の言葉不足や思いが伝わらないことからクレームになってしまった😞とても苦い経験も含めて、多くの患者様との治療を通して人と関わるお仕事が、私の人との向き合い方を変えてくれたように思います。そういった気持ちを大切にこれからも患者様やスタッフの皆様と良い関係が築いていければいいなと思います。
私は人と関わるお仕事が好きなんだなと改めて感じる今日この頃でした。