””””””””過去””⑩ | …。
『過去』
所々端折りながらではありますが
長々書いてます。

今回の⑩
この回、以降を書くために…





明日に向けて。
私が思うことの為に…






翌日も、夜。

私ひとりで父の病室へ向かいました。
シーンとしている廊下を歩き…
ナースステーション真ん前の部屋へ


面会時間は過ぎていたけど
許可を貰い9時過ぎてから。


いつも暗い部屋に
あかりがほんのり灯っていた…




看護師さんの巡回?



ドアを開けると…



誰かが座っていた…




だれ?




と思ったのと同時に振り返った人は…





最後に会ってから約12年振りにあった



母親だった…





怒りが…



怒りが…………



怒りが……………………




頭のてっぺんから足のつま先まで………



母親は…
『うさちゃん…?』…と。
しれーと………


病院という場を忘れ大声で
『何しに来たん!出ていって!
お父さんに触るな!!!!!!!!!』


母親は言い訳をしてる。
『ナースには伝えてある。
お父さんは来てあげると喜んでる』


『そんなの知るか!』

ボロボロ泣きながら怒鳴った。

『なんで?なんであんたが普通に生きてて
お父さんがこんな目に遭うんだ!
あんたが癌になれば良かったんだ!




父が…
『お母さんが来てくれた。
俺の嫁さんが来てくれたんだ。
そんな風に言うな…
お母さんに頼むなって伝えたんだ』

って…しゃがれた声だけど
割とマトモに答えた…




いくら父に言われても…

そんなの受け入れられるわけない…




まさか、この場で再開するなんて…
欠片も思ってなかったし…



当たり前に考えて『怒り』しか湧くわけない。





私は、病室を出た。



母親は、自分の携帯番号書いた紙を
私のカバンに入れた。

もし、かけてくる気になったら
かけてきて…と











私は…
この女の為に…
家族も…学歴も…愛する人も
全て失った…


父が癌になったのもこの女のせいも
きっとある…


末っ子だけど…機能しなくなった
この家で…

ほぼ全部…
私が背負ってきた…
父の闘病生活もそのひとつ…


兄は地元にいても何もしない…




許せるわけが無い…







でも、
父にとっては
最初で最後。
たった1人の嫁であり…
子の母親だったのだろう…



そして、どれだけのことをしようとも
本当は愛していたのだろう…



…と思った




こうして12年振りに母親と再開した…






続く…