モダンな部分もあり江戸から大正時代の豪農屋敷を堪能

場所・ 茨城県高萩市上手綱2337−1

電話・ 0293−23−1132

竣工・ 安永2年(1773)  江戸時代

構造・ 木造平屋建て 茅葺 寄棟造りに一部入り母屋造り 

開館・ 9〜16時 (月)休み 無料 保存協力金を募金

最終訪問・ 2024.03

*茨城県指定・有形文化財

 

 

感想編

 

今回は、城下町の高萩市にずっと行ってみたくて、やっと来ることができました(2010年くらいからずっと来たくて14年くらいかかり)キラキラ
その際に周辺の古民家カフェということで調べていたら、ここがヒットしました二重丸

 

母屋 土間部分 CAFEのような雰囲気がある

 

なんと豪農の御屋敷で古民家CAFEがあるということで、これは行ってみないと!ということで突撃グッ

 


母屋 天井の梁 座敷部分


しかし、当日はそんな雰囲気もないので、20代くらいの若手の男性スタッフに聞いてみると、今はやっていないそうで、お屋敷内には大勢が座れるような机が畳んでしまってあったりはしましたガーン

 


奥へ行くとモダンな大正時代のような内部

 

赤い茶屋のような傘もあり、少しCAFEぽい雰囲気はありますが、それも片隅に片つけられてもやもや

 


奥座敷 


まあ、そういうのがあると人が大勢いて写真も撮れないし、静かに見れないのでかえって良かったかも拍手

 


座敷部分 欄間や廊下など 

 

このときは見学者は私だけだったので、貸切状態で見ることができましたキラキラ
お若い方がスタッフとして手伝いされているのはいいなあと思いました二重丸


座敷 床の間 廊下 窓の桟のデザインが良い 


外観は豪壮な大きな茅葺屋敷の江戸時代の豪農ですが、土間を越えて中に入ってみると奥の方は時代が進んでおり、
ガラス窓なども入りモダンな大正時代のような空間ですキラキラ

 


ガラス窓が多用された空間

 

これは外観からは予想できないので、とても嬉しかったですチョコがけハート
WCなどもモダンな旅館のようなデザインが残っており、天井なども見ものですラブラブ

 

1番感動したWC部分 数寄屋にステンドグラスもある

 

今回の旅の中で、宿泊した旅館の次にここで写真をたくさん撮っていましたカメラ
茅葺の屋根の軒を覗いてみると、こちらもモダンな造りで、何層ににも重ねられて模様も入ってるのが珍しいと思いました二重丸

 


ガラス窓のデザインが全部素晴らしい 


土間の空間も梁が素晴らしいですし、
天井が高く広い空間で圧巻です拍手
時代をさかのぼるような渡り廊下の先には衣裳蔵があり、今でいうウォークインクローゼットで、どれだけの衣装を持っていたのか、さすがは金持ちですね札束

 


ガラス窓屋敷です 当時は高価なガラスです 


この衣装蔵は大正15年(1915)の竣工で、裄桁3間半、梁間2間半の切妻造り2階建ての土蔵で、主屋とは渡り廊下で連結していますラブラブ

 


蔵へと続く廊下 

 

1階は衣装蔵・2階は10畳のお座敷になっており、床の間もあり衣装替えや多少の接客もできる空間になっていますキラキラ

 


衣装蔵 たくさん人を招く用の道具入り  

 

(今は倉庫で中のものには触るなとあったので、中に入れるとは思わずに2階には行きませんでした)


大正棟から江戸時代の母屋の土間へ 


ということで、20分くらいあれば見て周れる感じの邸宅ではありました二重丸
説明も何もないので、自分でネットなどで情報を勉強して行くといいと思いますスマホ
やはり大正や昭和初期の改修があったとのことで、モダンなのはそのせいですねピンクハート

 


江戸時代の囲炉裏の間 


豪農・邸宅・茅葺好きの方にもおススメです♪

 

*来歴編へ続く