甲斐の国の治所が置かれた場所で1900年の歴史あり

場所・ 山梨県甲府市酒折3−1−13

電話・ 055−231−2690 HPあり

創建・ 100年代 

竣工・ 昭和17年11月 再建

構造・ 木造平屋建て 石造明神系鳥居

祭神・ 日本武尊

社務所・ あり 9〜17時 御祈祷など

最終訪問・ 2023.11

山梨県中央部、県庁所在地の甲府市にある1900年もの歴史ある古社ですハート
山梨県で唯一、古事記、日本書記に記載のある古い神社で、日本武尊が東夷討伐の帰りに酒折宮に立ち寄り、その際に片歌で応答したことが連歌の発祥地になったといいますルンルン



当宮の由緒によると日本武尊が酒折宮を発つときに、自身の身を救った「
火打嚢」(ひうちぶくろ)を塩海足尼(しおのみのすくね)に授けました炎
日本武尊の御命を奉斎した
塩海足尼がこの「火打嚢」をご神体として御鎮祭されたと伝えられていますお願い



当時の場所はここから北側の月見山の中腹にありましたびっくり
神奈備山」(かんなびやま)と呼ばれ、当時は山そのものがご神体と崇められていたと考えられます富士山
(この山の信仰は神社の原始的形態で奈良の大神神社の三輪山信仰が良く知られています)

参道 JRが通り抜ける 東京行き 


酒折宮の旧跡「古天神」周辺には、古墳やたくさんの石造物が出土しており、考古学的価値の大変高い場所です乙女のトキメキ

社頭 


また酒折の地は
甲斐の国の治所の置かれたところでしたキラキラ
甲斐の国から他の国へ通ずる9つの街道の拠点はすべてここを起点としていましたびっくり
いつの頃からか社殿は現在地へと移りました神社



明治以降、明治天皇の代行の徳大寺の方が代拝されるなど皇族の方々も来られるようになり、現在の社殿は大正時代に焼失してしまったので、
昭和17年11月に再建したものですタラー

境内 


本殿西側には丘が広がり、
木々の隙間に磐座ではないかと思われる巨石群がありますびっくり
北側には
梅で名高い不老園があり、月見山の登山口もそこに続きます富士山

(HPより)

                     *

ここを知ることができたのは、いつも拝見している八幡大佐さんの記事からで、いつもお世話になっておりますお願い
甲府市で参拝すべき神社はどこか?
武田神社は2009年に参拝したので、今回は郊外のこちらへ来てみましたキラキラ

 


すぐ近くにはJR中央本線・酒折駅があり、マンションや主要な道路もすぐ近くに通り、今でも中心地な感じがしますびっくり
1900年前から、ずっとこの地は重要な地として栄えて来たのですねキラキラ

 

八幡大佐さんの記事 

 

今では目の前を電車も通り、大都会の東京とつながっているあたりも、今でも交通の要衝だと思いましたびっくり
神社は
うっそうとした社叢に包まれ、今でも静かで聖地な感じがしましたお願い

 

秋の境内 


 

連休の夕方でも人気はなく、時折他の参拝者が来るくらいですニコニコ
境内自体はそこまで広くはないですが、山の信仰ということで奥に広い感じはしましたびっくり

拝殿 神明系 


現在の社殿は
戦時中の昭和17年11月ということで、戦時中の建設というのは珍しいですねびっくり
それも皇族の始祖系の日本武尊を祀った神社だからこそ許されたのかも知れませんねお願い
なかなか風格のある社殿で雰囲気がありましたチョコがけハート

本殿 


なんとここは連歌の発祥地ということですが、ひっそりとしていますねルンルン
古代から聖地だったというこの場所に、参拝することができて良かったですハート
山梨の神社巡りには欠かせない、1番の歴史深い神社ではないでしょうか!?

古代・歴史・神社好きの方にもおススメです♪