大内宿内にある茅葺の古民家を使用したそば屋さん

場所・ 福島県南会津郡下郷町大内山本3

電話・ 0241−68−2946 HPあり

創業・ そば店としては昭和期かはてなマーク 佐藤家・20代目

竣工・ 江戸初期 400年前

構造・ 木造2階建て 屋根裏あり 茅葺

営業・ 8時30分〜17時 (木)休み

お品書き・ 祝言そば 1200円 もりそば 1000円など *当時の御値段
       おにぎり・古代米カレー・珈琲セットなど CAFE利用も

最終訪問・ 2024.02

*国・重要伝統的建造物群保存地区内の店

福島県西部の会津地方、山奥の会津西街道の宿場町として栄えた大内宿内にある茅葺のそば店ですてへぺろ

 

冬の大内宿 暑いので雪の画像で涼んで下さい

 

そば店を経営する佐藤家(玉屋)さんの由来は、第77代後白河天皇の第二皇子以仁王が治承4年(1180)5月、平家追討に失敗、東海道から甲斐信濃の山路を越え、

 

店の外観 

 

上野(栃木県)から檜枝岐へ出られ、当時山本村と呼ばれていた大内に御着きになり、宮が草鞋を脱がれたという由緒ある家ですラブラブ

入口 


以来、高倉神社の永代御頭家として半夏まつりの神輿渡御に当たっては、当家に休息される名誉ある家柄ですウインク

 

 

当家には高倉以仁王が治承4年に宇治平等院の敗戦以来、大内宿に辿り着くまでの以仁王の御伝記が今なお保存されていますキラキラ

玄関 


昭和56年4月18日、国の重要伝統的建造物群保存地区に大内宿が指定され、昭和58年6月に修復復元された家ですウインク

 

冬には勢いよく燃える囲炉裏 

 

なお、玉屋に伝わる貴重な品々が展示してありますニコニコ
御見学になりたい方は、ご自由にお入りくださいびっくり
という風にお店の前に説明の看板がありましたウインク

 

仏間 

 

現在は20代目を数えるかなりの旧家で、大内宿の中でも格式の高い家のようですねびっくり
大内宿のリーダーとしても大きな役目を果たしてきた立派な家なのですねラブラブ



今回は、こちらのそば店でそばを食べると、展示品や中も見学できそうだったので、お昼はここで、と決めていましたニコニコ
大内宿のメインの街道の中ほどにあり、入口から行くと左手にありますウインク

 

お席 障子が燻されてベージュ色に 

 

冬は茅葺の屋根の軒からつららが垂れて、とても雰囲気のある外観になっていましたハート
脇の玄関から内部に入ると、
冬はすごい勢いで囲炉裏の火が燃やされて、家全体を燻していました炎
 

お席の様子 歴史ある造り 梁がすごい

 

薄暗い古民家らしい玄関を入ると、客席は右手のお座敷の方です上矢印
このときは連休のお昼ときだったので、店内には残念ながら大きな声で歌ったりしゃべり続ける小さい子連れ様の家族連れなどいましたが、満席ではなくストーブの前の1番温かい席に座れました(コロナもあるし歌うのはマナーとしてどうかと)チョキ

値段・内容は当時のもの 


今回は、16年前に大内宿に来たときに食べ損ねた、例の「ネギ蕎麦」を食べるために来ましたニコニコ
その「
ネギ蕎麦」というのは、この地域で「祝言」など特別なハレの日に食べる食べ物だそうですラブラブ
 

お通し こちらもおいしい大根と味噌 

 

細長いままのネギを箸代わりにして、そのネギを薬味にかじりながら食べるという名物ですびっくり
旦那は普通のもりそば、私は念願の祝言そばをウインク

 

2階 中二階のような感じ

 

それぞれ、1000円と1200円と観光地価格ではありますが、歴史ある築400年の茅葺の家の中でタイムトリップ感覚で食べれるというのがいいですウインク
お品が運ばれて来る間に、2階と屋根裏を見せて頂きましたびっくり

 

2階 歴史ある品々 

 

そこは真下の囲炉裏の煙がもろに上がって来るので、かなり燻されて温かく、屋根裏の造りは釘を使わない工法で、縄で組み立ててある、白川郷の古民家のような屋根の造りということがわかりましたびっくり

屋根裏 釘を使用しないで縄で組んだ屋根 


ここは大内宿の格式のある家ということで、2階の展示品もいわれのあるものだと思いますし、時期的にお雛様も展示されていました雛人形

 

こちらも茅葺集落の重伝建

 

ここは、ご主人に声をかければ自由に見学ができるので、ぜひどうぞOK
席に戻ってきてほどなくして注文のお品が運ばれてきましたピンクハート

 

玄関を見下ろす 


 

私の「祝言蕎麦」は、温かい山菜そばに天かすが入っており、そこに細長いままのネギが半分ほどの長さで入っていて、ビジュアルが独特です乙女のトキメキ

 



お味の方も優しい味で、温かいそばなので、外のー1度の中を空腹で歩いて来た体を温めてくれましたピンクハート
旦那のもりそばも手打ちでとてもおいしいものでした乙女のトキメキ

 

もりそば 

 

そば湯は少し白濁したドロリとしたもので、温度も温かく旦那も喜んでいましたてへぺろ
無事に
名物の「ネギそば」も食べれて、内部見学もできて、1度で2度おいしいお店でした乙女のトキメキ
 

 

場所も良いですし、大内宿に観光に来られた際は、お昼ごはんにもいかがでしょうか!?
運よく店内に大人だけのタイミングで行ければ、静かに食べれて雰囲気にも浸れると思いますラブラブ

そば湯 


営業時間は
8時30分から17時までと長く、珈琲セットなどCAFE利用もOKなようですおねがい
分家の方の「玉屋」さんは、大内宿の入口の方で古民家CAFEも営業していますコーヒー

おにぎり・古代米カレーなど、そば以外のメニューも充実しています乙女のトキメキ

そば・ネギ蕎麦・茅葺古民家好きの方にもおススメです♪

 

        *

 

福島県の会津地方のそば店