日本海の夕日を一望の部屋と温泉、食事を楽しめる絶景宿

場所・ 山形県飽海郡遊佐町吹浦字湯の田9−4

電話・ 0234−77−2007 HPなし・じゃらんあり

開湯・ 江戸時代(1804) 文化元年

泉質・ ナトリウム・塩化物・炭酸水素冷鉱泉 21度 PH6・4 
      6981mg  循環 加温(低張性・中性・冷鉱泉)


創業・ 明治元年(1868)

竣工・ 昭和中期 鉄筋棟は平成期

構造・ 木造2階建て 鉄筋棟は2階建て 和11室 和洋2室

風呂・ 男女別内湯1ずつ 入れ替えナシ

料金・ 2食付 8800円〜 朝食はおにぎりの登山プランあり
      立ち寄り なし 1人OK *当時の情報

最終宿泊・ 2024.05

山形県の日本海に面した庄内地方、秋田県境の遊佐町の海岸にある宿です波

 


 

古来より源泉は海岸に湧き出ていたのですが、約220年前の1804年に大地震でこの辺の海岸が隆起アセアセ

 

宿のある海岸の夕刻 


 

それにより、源泉が海に埋もれることがなくなり、温泉の開湯は約220年前の1804年、江戸時代の文化元年で、酒田の玉木金右衛門さんによりますおじいちゃん

 

宿のアプローチ 今では海辺の1軒宿



浴場設置は、それから24年後の江戸時代、1828年の文政11年ですキラキラ

 

宿の車寄せ 


 

以来、江戸から大正時代にかけては多くの湯治客でにぎわいました乙女のトキメキ
 

玄関とロビー外観 

 

江戸時代から明治元年にかけては「酒田屋旅館」の他、「湯本屋」「有馬屋」「恵比須屋」「泉屋」「能登屋」など数軒が創業しました拍手

 

玄関横 



大正3年には石油が採掘されて別荘ができたり、大正10年に鉄道が開通すると街道を行く人がいなくなり、一気に客足が減りましたガーン

 

玄関 昭和な旅館な感じがいい


 

昭和58年以前には国道7号が開通し、「酒田屋旅館」は移転したそうなので、今の建物は昭和中期でしょうか?

 

玄関 


 

明治・大正・昭和・平成にかけてだんだんと宿の数が減っていき、現在では「酒田屋旅館」1軒になりましたガーン

 

玄関中より 



というようなことが、宿のフロント近くの壁に貼ってありました乙女のトキメキ

 

玄関周辺 


 

ここを知ったのは湯めぐりでチェックをしていたときですが、鄙びているのは気になっていましたが、湯が循環なので考えているうちにコロナ禍になり、立ち寄りがなくなってしまいましたガーン

 

ロビー ここに座っていた時も昭和な静かな雰囲気だった



その後、YOUTUBEで「林ご太郎の秋田温泉チャンネル」というチャンネルで、その方が何度もリピートされていて、宿の雰囲気もそれで見たらとても良く、

 

館内 

 

お値段も土曜でも2食で8800円と格安だったので、時期を考えて近いし行くことにキラキラ

遊佐町には「あまはげ」という行事がある 「けんだん」

 

文化が男鹿と近く似た行事 


日本海の夕日をばっちり見たいので、時期は晴れることが多い5月の半ばの土日にしたら、ばっちりと2日とも晴れて夕日も見れましたキラキラ

 

夕刻の玄関 


 

それでも他にお客さんは2名だったので(鳥海山登山の埼玉の若者2名)ここが混むのは海水浴の時期とGWや年末、お盆くらいかも知れません波

 

本館 鄙びた廊下 



冬は日本海の荒波が打ち寄せ、海岸にある宿なので波の音がすごいでしょうね波

 


 

それはそれで面白いし、夕食の海鮮も冬は脂がのっておいしいですし、宿も貸切状態になると思うので、いいかも知れませんチョコがけハート

 

本館 夕刻の雰囲気ある廊下 



現在は高齢のご夫婦2名で経営されており、宿もレトロなところを見ると、もしかしたら時間の問題かも知れませんガーン

 

本館 夕刻 宴会場脇の廊下


 

昭和レトロなままの館内で、夕日を見ながらおいしい食事、温泉、ゆっくりと過ごせる静かな海辺の宿ですチョコがけハート

 

海側より見た宿 左に行くほど新しい棟


 

日本海の魅力を満喫できると思うので、1人宿泊もOKなので、いかがでしょうか?

 

1番右の建物の右2階の窓が宿泊した部屋「砂丘」



なお、宿の目の前には鉄道が通り、けっこう迫力があるので、
鉄道好きの方、鉄道旅の方にもいいと思いますバス

 

風呂棟 1番左も部屋のある棟 

 

             *

 

*これで今年の山形記事は終了で、来年は庄内の続きあり

 次はどの県へ行くかなおねがい