★七尾湾に浮かぶ能登島を望む典型的な標準設計の駅舎★
場所・ 石川県七尾市中島町外
電話・ 無人のため能登鉄道へ
開業・ 昭和7年(1932)8月27日
竣工・ 同上か
構造・ 木造平屋建て
停車本数・ 6往復 無人
乗降人数・ 24人・1日
最終訪問・ 2023.04
*アニメ「花咲くいろは」舞台 *BS・NHK「こころ旅」でもとうちゃこ
*令和6年能登半島地震の影響で駅舎などにも影響ありかも知れません
能登半島南部の右岸の海沿いにある駅舎で、約90年前の姿を今に伝える駅です
北陸本線の津端方面から延伸した国鉄七尾線が、昭和7年8月27日に穴水まで開通
同時に西岸駅が開業しました
その後、民営化(JR西日本)を経て、平成3年9月1日、第3セクター「のと鉄道」の駅として再スタート
駅の愛称名は「小牧風駅」
駅舎は絵に描いたような典型的な切妻の標準設計
下見板張りの板壁はアイボリーにペイントされていましたが、経年劣化により塗装が適度に剥げ落ち、良い感じに木材が現れてきていてアンティークな感じです
エントランス周りは、屋根を一部延長して方杖で支え庇とした一軒(ひとのき)の造り
合理的な造りに徹しています
駅舎内部 レトロな造りの無人駅
*
ここは、駅舎が洋館ぽいということで来てみましたが、ここに着くまでにも2駅、道路沿いに見えた駅舎も洋館風でした
最近は駅舎内に萌え系キャラがよくいるなあ
ここは少し町ぽくなっており、1日の乗降人数も24人います(2019年)
目の前にはかわいい木造の郵便局もあり、駅の右側にあるWCの建物も洋館です
駅内もこじんまりとしていますが、なかなかの広さのある駅で昭和の香りがたまりません
ホーム側も標準の木造の造りで、とても雰囲気がありました
この先、輪島市の三井でも元駅舎が保存されているのを見ましたが、もしかしたらさらに穴水の先から輪島市方面へ線路が伸びていたのでしょうか
これで能登半島の駅舎や駅跡は4つ見れた感じですね(輪島市の道の駅の元輪島駅込みで)
貴重な90年前の姿を残すのと鉄道の駅舎、これからも大事にされて残ってほしいです
駅舎・洋館・ローカル鉄道好きの方にもおススメです♪