☆石の町の鬼石町にある情報センターのストピでデコピ☆
場所・ 群馬県藤岡市鬼石１５２−１ 情報センターおにし
電話・ 鬼カフェ Mina`s ０５０−１１９５−８９１６
竣工・ 平成期の旧店舗ぽい
構造・ 鉄筋コンクリート平屋建て
設置時期・ 
だがブーム的に２０２０年付近かな
ピアノ・ YAMAHA アップライト U３ デコピアノ
解放時間・ １０〜１７時 月曜休み
備考・ 管理のための寄付金をしましょう
最終訪問・ ２０２３．０１
群馬県南西部の藤岡市の中心市街地より南西に１０キロ、のどかな山間の町の埼玉県境の鬼石町にあります
此処は地域の憩いの場として活用されている市営の情報センターです
外観 空き店舗を利用した感じ
藤岡市地域おこし協力隊の活動拠点にもなっており、ときおりイベントが開催されたり、地元出身の世界的アーティストの方がアトリエに利用したりもしています
アーティストのペイントがある外壁
カフェの経営者の方が情報センターおにしの店番をしており、しっかりと町の説明もしてくれます
こちらのカフェはランチやコーヒーが好評で、朝の８時から営業しています
当日は、地元の石関係の業者のおじさんたちが大集合していました
情報センター おにし 看板
ピアノは近隣住民より寄贈されたもので、ピアノの上にドネーションBOXがあり、調律費用を協力しましょう
入口はこの横の戸から
＊
今回は、藤岡市のストピを弾くことになり、さっそく高速で藤岡インターを降りて、南西に１０キロ、初めての鬼石町へやってきました
温泉好きの方にわかりやすくいうと八塩温泉がある地域です
鬼石町 山間の町 鬼石神社より
藤岡市の中心市街地からすると、とてものどかな山間の田舎町で、ここも関東なんだなあ
天気も最高に良く温かいので、さらにのどかな感じがします
この地域へは旦那も私も初めて来たので、どんな町なんだろうとワクワクです
町に職人さんがいる藤岡市 鬼瓦産業も
ピアノのある「情報センターおにし」は街道沿いにあり、旧空店舗を利用したような市営の施設でした
手造り感あふれる外観と内部で、地域おこし協力隊の活動拠点とアーティストの活動拠点らしいです
Pは後ろにあるので、車で来るのを推奨しています
縄文時代からの石信仰も感じられる埴輪
当日は、とりあえず明るく「どうも、こんにちわー
ピアノ弾けますか新潟からはるばる来ました」とあいさつをしたら、その場にいたおじさん２名が
町の説明板 東側の川の向こうは埼玉県
「新潟から来たのすごいおしゃれだね、東京から来たみたい雪は大丈夫ここは群馬の中でも雪が降らないんだよ」と教えてくれました
やはり「新潟」で冬なので、「雪、大丈夫」と心配されますね
なので、「この連休は雪が落ち着いたので来れました」と言っておきました
ショパンなど楽譜もありました
ピアノは店の奥のスペースにあり、CAFEの客席にも、集会所にも使える場所にあり、町の情報版、鬼瓦なども展示されています
横に置いてあったウクレレ 誰かのかな
ストリートピアノになっているピアノは、デコピアノでとてもカラフルでアーティストの方のペイントだそうで、店の外観もぬられていたので、系統が同じでした
アップライトタイプで、音も普通に良く、弾き心地も良かったと思います
ピアノの周りにもCAFEの席があります
店内はコンビニくらいの広さなのでそこまで響きませんが、CAFEにいる方には聞こえてしまいます
そのうちにおじさんが２名から５名に増えていました
旦那もコーヒーを席で飲み始めました
ピアノはアーティストのペイント
最初は緊張したので、けっこうミスってしまいましたが、後半は暗譜したBUCKーTICKの曲だったので、わりにうまく弾けました
ここは藤岡、やはりBUCKーTICKを弾いておかないと
彼らは元元の藤岡市の中心市街地出身なので、鬼石町は合併で藤岡市になったと思うので、地元からは遠いですが、同じ藤岡市のピアノはここしかないので
それにしてもこんなDEEPな場所にあるストピも珍しいですね
鍵盤部分だけが白黒でコントラストが良い
鬼石町は、その名の通り鬼が投げた石が「鬼石神社」に今も残り、平家伝説や縄文の時代からの石信仰の歴史、お祭り、石の産業など興味深い町です
なんとこの場にいたおじさん５人衆は、全員が石関係の業者の方で、全国を庭石の仕事で回っているそうです
なので、「新潟のどこから来たの」というので「新潟市です」というと「何区」と政令指定都市なのもご存じで、その区内の地名まで何も見ないで言い出し、私の住所の最後の地名まで言い当て、「番地言ったら家わかるよ」とのこと
何も見ないでとっさに地名が言えるのがすごかったです
ゲルニカ風の３匹の鬼の絵が気になる
確かに町には石屋さんが多く、「三波石（さんばいし）」というのが名産で、伊勢神宮の式年遷宮の際にも奉納されたそうです
町を見守る「御荷鉾山」には鬼伝説も残り、不思議な伝説の残る町で、地元の方の信仰も見えて面白かったです
スカートと帽子の色が一体化している
最後に「この辺の方が初詣に行かれる神社はどこですか」と聞いたら、隣の埼玉県神川町の「かなさな神社」（金金賛、金へんに賛で漢字が出てきません）で、橋を渡り他県まで行くそうですが、すぐ近くでした
もしくはさらにここから近い「鬼石神社」で、そちらは誰もいず、静かに参拝ができました
実はこの町へは、神社巡りで藤岡市に来た２年前に来ようとしていたのですが、中心市街地から10キロあり、時間もなく、「鬼石神社」はそのときはあきらめました
しかし、今度はピアノで呼んでいただき、不思議なご縁を感じる神社様でした
鬼石神社 不思議なご縁 本殿の下には鬼石あり
私のピアノに関してはノーコメントでしたが、素敵な町の方たちとの交流や、町の歴史を知ることができて、ピアノを通した出会いが良い旅でした
なかなかここまでDEEPな場所で、地元の方と話せるストピはないので、良い場所でした
＊
・SET LIST
１・ 「Lemon」 米津玄師
とりあえず有名曲で、ストピでは初めて弾く曲なので弾いておきたくて
曲自体も難しいし、家でもミスなしは難しく、当日は緊張する１曲目に持ってきてしまい、ボロボロでした
まだまだ練習が必要ですね
ABメロ サビ前まで
最後のサビから最後まで ほぼ黒鍵ばかりの曲
・転調部以外 ＃５ 嬰ト短調 G＃ｍキー
・転調部 ＃４ 嬰ハ長調 C＃majキー
２・ 「YOUR SONG」 [ALEXANDROS]
これはアルバムの名曲で、「SLEEPLESS IN BROOKLYN」の最後に入っているバラード
感動的な曲で、ピアノで弾いても素敵な曲で、１２月くらいから練習していました
わりにそこまで難しくないので、よくできたと思います
Bメロから最後のサビ
・♭２ ト短調 Gｍキー
３・ 「BLESS」 L'Arc〜en〜Ciel
これはラルクの冬曲で、１２月くらいから練習している明るいバラードです
「BLESS」リリース時のラルク
歌詞には雪が出てきますが、雪が降らない町で弾く明るい冬曲なので、群馬の冬にいいかなと
これもどうにかそこまでミスらずできたと思います
サビのみ
・＃３ イ長調 Amajキー
４・ 「SNOW WHITE」 BUCKーTICK
やはり藤岡に来たら彼らの曲を弾かないわけにはいかないので、暗譜していた冬曲をまたも雪の降らない町で弾きました
藤岡市出身のバンド
それにしても、こんな雪の降らない明るい冬の藤岡出身の彼らは、あんなダークな世界観とダークな雪曲
前奏からAメロ Bｍ
天才のイマジネーションの世界は違うのですね
これもわりにうまく弾けたと思います
藤岡市でBUCKーTICKを弾けたのが思い出に残りました
Bメロからサビ、最後まで 母もお気に入りの曲
・＃２ ロ短調 Bｍキー
＊
ということで、これで群馬のストピは６台目、今回は次の桐生で最後です
町を出る前に鬼石神社様に参拝をして、埼玉県経由で高速で桐生へ向かいました
DEEPな場所のピアノなので、機会があればぜひ
鬼伝説・デコピ・ストピ好きの方にもおススメです♪