☆高岡大佛の背後にある町中の便利な木造レトロ旅館★
場所・ 富山県高岡市大仏町1276
電話・ 0766−21−0075 HPあり
創業・ 昭和7年(1932)1月
竣工・ 昭和30〜40年代か 風呂は改装済
構造・ 木造2階建て 和20室 40名 P15台
風呂・ 男女別内湯1ずつ
料金・ 2食付宿泊 7000円〜 素 4600円〜
朝食つき 5700円〜 夕食付 6500円〜 *当時の御値段
最終宿泊・ 2022.05 GW
富山県西部の古都の城下町、高岡の大佛さんの背後にある老舗旅館です
創業は、昭和7年(1932)で、90年の歴史がある宿です
外観 夜の様子も素敵 背後に大型ホテル
戦時中は伏木港から上海へ渡る軍人さんが多かったので、その方々の定宿になってきたのが、この宿です
(もしかしたらこの町が生前最後の日本だった人もいるかもしれません)
外観 側面より レトロな昭和旅館です
当時は建具屋だった初代が、高岡に訪れる多くの職人さんや商人さんを旅館として迎え入れるようになり、「大佛旅館」としてスタート
玄関 ぶれてしまったが素敵なガラス戸
山町筋や金屋町の着物問屋を訪ねる人の定宿として利用する人たちも当時は多く、商人さんらの安らぎの場所として機能してきました
外観 洋館の部分
お料理は、富山湾の海の幸をリーズナブルな料金でも網羅し、季節毎に楽しめます
魚介類は富山湾直送で新鮮、家庭料理中心です
朝食は7〜8時、夕食は18〜20時の間で対応してくれます
外観 Pより 昭和30~40年代か
1名の場合は部屋食、2名以上の場合は別室で用意して頂けるそうです
夕食を食べられる方は、用意の時間の関係上、18時までにインしてほしいそうです
門限は23時まで、風呂は22時まで利用でき、朝はシャワーのみだそうです
この町の猫さん
部屋には浴衣、貸バスタオル、貸手ぬぐいサイズのタオルありで、名入りの持って帰れるタオルはありません
他には歯ブラシセット、かみそりなど
外観 旅館のものとそうでないものが隣接
部屋にはテレビ・エアコン・行燈・貴重品金庫・ソファセット・お茶請け・お茶セット・空気清浄機など完備
外観 腰壁タイルレトロ・アイアン装飾
宿泊者の方に静かにゆっくりと過ごしてもらうため、宴会は受け付けていないそうです
レンタサイクルも先着順で2台、無料だそうです
館内図 部屋はこれだけあり広い
8が今回の部屋 食事部屋が3
冷蔵庫・冷凍庫は廊下に1・2階共用で1つずつあり、部屋にはありません(冷やす力は弱めです)
冷凍してほしいものは、直接宿の冷凍庫に頼むこともできます
*
玄関 少し洋館ぽい感じで素敵
ここは、14年前に初めて高岡へ日帰りで来たときから、ネットで知ってずっと気になっていた宿です
なかなか富山へ再訪する機会がなく、2012年に最後に行ってから10年が経ってしまいました
玄関 床の間 大仏様も
今回は、富山県の神社や寺、町並などを周る旅でどこの宿が良いか考えたところ、高岡市の予定が多かったので、アクセスの良い高岡市の宿にすることに
高岡市に宿泊するのは初めてですが、高岡市に来たのはこれで4回目くらい(実は親戚もいる)
高岡市には、2010年代に新幹線が来てからというもの、大手資本のホテル参入も多く、レトロな旅館は廃業したりしていましたが、ここと「角久旅館」さんは現役です
玄関と応接間
この宿の目の前にもオークラホテルやホテルアルファ1など、定番のシティー・ビジホがそびえたっていて、部屋からも見えます
玄関から奥への廊下
周辺はスナックなど夜の街で、残念ながら週末は夜中の酔っ払いの叫び声などが聞こえてちょっと怖かったです
応接間 レトロなガラス戸も素敵
本当は2月の連休に行こうとして予約したのですが、前日に風邪をひいて直前に行けなくなってしまい、5月に延期しました
ぶれてしまったが素敵な応接間の取っ手
でも、今年は大雪だったので神社へはきっと雪で入れなかっただろうし、湯谷温泉も5月くらいまで休んでたそうで、やはり5月に行くのが正解だったようです
(富山も何度も行ってますが春は初めてで、富山の春はとてもきれいだった)
応接間 PC・テレビあり 昭和の空間
GW中は、新潟県の隣県の割引はないので、自分でじゃらんポイントで安くして、1人・5150円で宿泊できました
2食付で10畳の広い部屋で、食事も富山湾の海の幸で量も良く、お得でした
2階への階段 親柱がレトロ
GWでもこのお値段、さすがはビジネス旅館ですね
館内には前田家の梅鉢のモチーフがあるので、それを探すのも楽しいかも
2階 玄関真上 ぶれてしまい残念
ご主人夫婦は80代くらい、お食事を作られている女性は娘さんなのか50代くらいの方でした
2階のレトロな天井意匠
代々、家族経営でやられてきたそうで、応接間には先代の方の写真と賞状もありました
これからも貴重な昭和レトロ旅館なので、続いてほしいですね
2階 2階の部屋は新しいのが中心
*
・まとめ
高岡観光にも良い位置にあり、朝は朝市や高岡城址公園にも散歩でき、便利な位置にあります
町の中心でもあるので、飲み屋もあり、夕食なしプランにしても楽しめます
レトロな落ち着いた風情がありながらも、きれいで快適です
女湯 水回りも改装され使い勝手良い
料金もリーズナブルで良心的(風邪で当日キャンセルでも1人・2000円で勘弁してくれた)、接客はビジネス旅館なので、さっぱりとしていますが、女将さんなど温かみのある優しい方です
食事も美味しいもので、富山湾の海の幸を堪能できます
夕飯 2食付き・7000円
ビジネスで長期滞在の方の料金もあるので、観光から家族旅行まで、幅広く対応してくれます
宿泊した1階10畳「8」昭和風情
昭和初期の軍人さんの定宿からの歴史ある老舗で、家族経営で木造でこじんまりとしていて、そういう宿が好きな方はたまらないと思います
箸袋・高岡銘菓・宿のパンフ
この旅館がリーズナブルだったおかげで、この旅では2人で食費・ガソリン代など合わせても20000円で済みました(安っ)
旅館・木造・大仏好きの方にもオススメです♪